■ 鉄道機関車を再生
■ エジプトの手でドイツの鉄道機関車を再生
2008年11月26日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【カイロ:マフムード・ダーウド】
来月初め、エジプト鉄道修理工場で全面的に修理されていた鉄道機関車が、本来の状態で再び稼動されることになった。〔工場から送り出される〕第一陣はドイツ・ヘンケル社製の機関車5台で、1台につき550万エジプトポンドの費用がかかっている。もし輸入した場合、費用は2000万エジプトポンドにのぼる。
これは3475馬力のドイツ・ヘンケル社製機関車を月に平均5台、18ヶ月で最終的に90台を再生するという、エジプト鉄道メンテナンスサービス会社の野心的な計画の最初の成果だ。この全面改修を機に操縦室には近代的で快適な装備が導入され、4フィート(約1.2m)の小型冷蔵庫や電気ストーブ、ラジカセ、扇風機など、運行中に運転手に快適な環境を提供するためのものである。
エジプト鉄道メンテナンスサービス会社のイサーム・サリーム取締役は、「先月末に700万ドル分の交換部品が到着したことを受けて、全面改修は本格的な段階に入った。これらの部品は機関車30台分であり、今後数ヶ月の間に残りの部品が順次到着する」と語った。
この機関車90台の全面修理に加え、1月以降、120台の新しい機関車がアメリカから到着し始めることで、サービス水準と鉄道運行スケジュールの正確さは飛躍的に向上するだろう。
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( 翻訳者:梶田知子 )
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