アラブの専門家:トルコのドラマは不道徳
2008年12月08日付 Radikal 紙

カタールで開かれたあるシンポジウムで、アラブの人々が好んでみているトルコの連続テレビドラマがアメリカの連続ドラマよりも「不道徳」との意見が出た。アラブの人々のなかで増えている離婚や夫婦喧嘩の責任はトルコの連続ドラマにありとされた。

アラブ世界で視聴されている連続ドラマが人々に影響を与えているのかどうかを議論したシンポジウムがカタールで開催され、トルコの連続ドラマも取り上げられた。カタールのメディアの情報によれば、議論の最中に発言したメディア専門家のハサン・ラシード氏は、アラブの人々が見ているトルコの連続ドラマはアメリカの連続ドラマより「不道徳」と主張したという。またラシード氏はドラマが若者の道徳を崩壊させていること、恋愛、性的な関係、裏切りといった方向にアラブの人々をそそのかしているとも話した。

数ヶ月前には、宗教指導者を教育しているエジプトのアズハル大学の研究者らが、クヴァンチ・タトゥルトゥとソンギュル・オデンが主演した「シルバー」という連続ドラマの影響で国内で離婚が増加していると主張し、連続ドラマの登場人物の写真が印刷されたTシャツを回収した。サウジアラビアではトゥバ・ブュユキュステュンとビュレント・イナルが主役を演じた「菩提樹の下で」という連続ドラマを視聴している間、病人の世話を怠ったとして一人の看護婦が解雇されている。

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( 翻訳者:松岡聡美 )
( 記事ID:15289 )