高校生がギリシャ領事館にトマト投げ抗議 ギリシャ警官の少年殺害事件に
2008年12月12日付 Radikal 紙
イズミルで学生グループが、アテネでのアレクシス・グリゴロプロス殺害に抗議した。自らを「高校生革命家」と名乗る学生グループは、ギリシャ領事館の前で記者会見し、領事館にトマトを投げ反発を示した。
ギュンドードゥ広場に集まった学生グループは、コルドンにあるギリシャ領事館までスローガンを掲げて行進した。デモの間警察が広範に警備するなか、学生たちは「自由は町にある」と書かれたプラカードを持ち「ギリシャの若者たちは1人じゃない」「(警察は)マフィアではなく学生にたいしてバリケードを築いている」「万歳、国民の友好」などのスローガンを掲げた。
アテネでアレクシス・グリゴロプロス(16)が殺害されたことに抗議する学生たちは、領事館に近づけず、学生団体として会見を行った。そこで「警察と政府の暴力に対し、バリケード越しに石を投げ、火炎瓶を手に、体を張って、勇気をもって闘うギリシャ人の兄弟たちよ、海の向こう側に、同じ思いを抱き、あなた方の抵抗に敬意を表し、またあなたたちと共に頑張ろうとする兄弟がいる。我々はトルコや世界中で民族紛争を終結させるために闘っている。ギリシャで警察や政府の暴力に対し抵抗する者は我々の兄弟である。フランスで教育改革に抗議するため、通りに繰り出した高校生たちは我々の兄弟だ。ギリシャの抗議は、若者たちの時代が来たことを再び表している」と話した。
■トマトを投げた
記者会見後、約30人の学生グループの数人が、持参したトマトをギリシャ領事館に投げた。警察の介入により、同集団は領事館から遠ざけられた。警察は、トマトを拾い集めて廃棄した。
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( 翻訳者:田辺朋子 )
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