休暇帰りの交通事故多発―マニサでは8人死亡
2008年12月13日付 Yeni Safak 紙
Yenisafak紙サイトより
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マニサで発生した交通事故で8人が死亡した。事故に遭遇した自動車のうち1台には兵士を慰問して戻る途中の人たちが、もう1台の車には部隊に兵士を車で送り届ける人たちが乗っていたとことが分かった。

ブルサからイズミルへ兵士を送り届けるところだったナンバープレート「16 GN 636」の車は、スピードの出しすぎため、マニサのクルクアーチ郡、ゲレンベ・クユジャックで制御不能となった。そして中央分離帯を乗り越えて、対向車線を走る「16 U 0872」というナンバーの車にぶつかった。激しい衝突で2台の車に乗っていた人のうち7人は事故現場で即死、1人は重症を負い、搬送されたアクヒサル国立病院で死亡した。事故にあった車のうち1台には兵士を慰問して戻る途中の人たちが、もう1台の車には部隊に兵士を送り届ける人たちが乗っていたことが分かった。

■国旗は軍警察(ジャンダルマ)に手渡された
車の前で死亡が確認され、兵士であることが分かったバイラム・ブダクさんの遺体の運び出しは困難を極めた。車の前方にあったトルコ国旗は軍警察に渡された。
死亡した人たちはバルクケスィルからイズミルへ向かっていた「16 GN 636」というナンバーの、オペルのアストラを運転していたムスタファ・ミュスリュムオールさん(30)と、同乗者のうち兵士のバイラム・ブダク(22)さん、ゼフラ・ブダクさん、ファトマ・ブダクさんとアリ・ブダクさん。また、対向車線から来た「16 U 0872」というナンバーの車を運転していたイドリス・バシュウスタさん(46)と助手席に座っていたアイテン・バシュスタさん(42)、娘のギゼム・バシュスタさん(15)であることが明らかになった。

■身分証明書は書き換えられなかった
事故で亡くなったムスタファ・ミュスリュムオールさんとゼフラ・ブダクさんは新婚だった。ムスタファさんは、イズミルのナルルデレ郡の部隊に入隊する義理の兄弟であるバイラム・ブダクさんと、ファトマ&アリ・ブタク夫妻を車に乗せた。。新婚のゼフラ・ミュスリュムオールさんは、まだ身分証明書を書き換えていなかったことから、事故記録では旧姓であるブダクさんとして記録されたことが明らかになった。

事故にあったもう1台の車には、兵役中の息子を慰問に行ったバシュウスタ一家が乗っていた。ブルサの中心部ユルドゥルム区マルテペ街区のイドリス・バシュウスタさんは、妻アイテンさんと娘のギゼム・バシュウスタさんと共に、マニサのクルクアーチ郡にて兵役中で、除隊まで2ヵ月半が残っていた息子コライさんを慰問して戻るところであった。

■兵役中の兄を訪問
マニサでの凄惨な事故で道路は、遺体があちこちに横たわる状態となった。事故で亡くなったバイラム・ブダクさんは、イズミルのナルルデレにある軍の部隊に入隊するために向かっていた。ギゼム・バシュスタさんはというと、両親と一緒にマニサのクルクアーチ郡で国民としての義務を果たしていた兄を訪問して帰るところだった。しかしスピードの出しすぎのため発生した事故で運命を共にすることになった。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:15320 )