エジプト、犠牲祭に向けて食肉を低価格で大量供給
2008年11月30日付 Al-Ahram 紙

■ 子牛1キロ15ポンド、子羊20ポンド、卵55ピアストル
■ 農業改良協同組合が家畜や家禽を大量出荷

【ムハンマド・アブドゥッラヒーム・ガーニム】

2008年11月30日付アル・アハラーム紙(エジプト)国内面

農業改良協同組合は各県の支部で、犠牲祭に向けた地元市場の需要をまかなうため、大量の子牛や水牛、羊、家禽、卵といった産品の出荷を始めた。同じく動物検疫公社はオーストラリア、パラグアイ、ブラジル、インドから輸入した冷凍の羊・牛肉とウルグアイ産の生肉の提供を始めた。

 ムハンマド・アブーガリーブ組合長は、組合の生産物は消費者の便宜のために原価で提供されると述べた。またこうした物資はこのプロジェクトが置かれている各県の生産拠点や流通窓口、協同組合の窓口で提供されるという。また組合のアリー・ハンムーダ主任は子牛や水牛2万頭を各県での価格に応じて1キロ15~18エジプトポンドで提供し、国産子羊1万頭も1キロ20~22エジプトポンドで提供すると述べた。

 さらに組合は市場に卵1億個を1箱30個入り15~16エジプトポンドで提供すると述べ、すでに各県のプロジェクト付属販売所やセンター、スーパーマーケットに出荷されていると指摘した。また組合がクワイスナー工業地帯に所有する全自動屠殺施設で処理された鶏および冷凍鶏500万羽も出荷されたという。およそ2000万エジプトポンドの費用をかけたこの施設には生産ラインが追加補強され、消費者組合の窓口を通じて1キロ14エジプトポンド以下で鶏肉を出荷できる。

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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:15342 )