エジプトで150億ポンド規模の経済刺激策
2008年12月01日付 Al-Ahram 紙

■ 投資を刺激するため、中間材料と資本財の関税を12億エジプト・ポンド軽減
■ 自動車関税の引き下げは無し
■世界的金融危機に際し経済活性を目的とした150億エジプト・ポンド規模の一連の措置を実施へ

2008年12月01日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

エジプトのブトロス・ガーリー財務大臣が、150億エジプト・ポンド規模の国家経済刺激策を発表した。投資家の活動拡大を刺激することを狙いとした中間材料と資本財に対する12億エジプト・ポンド規模の関税引き下げ、新規投資の注入、この一年に限り投資家が資本財を購入した際の消費税を10億エジプト・ポンド免税する措置や、エジプト経済に世界金融危機が及ぼす悪影響に対抗するための公金支出をおよそ120億エジプト・ポンドに増額することなどが盛り込まれた。

またエジプト製品の世界市場での競争力を高めるための20億エジプト・ポンド規模の輸
出支援策や、基本的な公的サービスの向上のため8億エジプト・ポンドを地方、その半額は上エジプト地方に割り当てる措置も含まれる。ただし財務大臣は、今後も政府には自動車関税の減額を実施する意志は無いと明言した。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:飯田桃子 )
( 記事ID:15417 )