週刊誌「ゴルアーガー」、廃刊に
2008年12月24日付 E'temad-e Melli 紙
【ファールス通信】イラン暦87年オルディーベヘシュト月26日(西暦2008年5月15日)から発行を再開していた週刊誌「ゴルアーガー」の新シリーズが廃刊となった。
週刊「ゴルアーガー」の発行責任者であるプーパク・サーベリー・フーマニー氏は同誌最終号で、読者に対し最後の言葉として、この決意の理由を打ち明けている。その中で氏は以下のように語っている。
イラン暦1383年オルディーベヘシュト月(西暦2004年5月)に、力の限りゴルアーガー協会の灯を保ち続け、適切な時期がくればゴルアーガー誌を読者の皆さまのお手元に届けられるよう尽力すると誓い、その誓いを今日まで忠実に果たして来ました。ゴルアーガー誌の発行、二度のゴルアーガー・コメディー映画祭の開催、アニメーション部門の設置、ゴルアーガーのウェブサイト、風刺本の出版、教育セミナーの開催などは、この5年間の活動の一端を示すものです。
ゴルアーガーを信頼と暖かい目で見守ってくださった読者の皆さま、これ以上続けられないことをどうぞご理解下さい。もう疲れました。どうして疲れてしまったのかの理由に関しては、何も申し上げません‥‥。疲れ果てた状態では、政治風刺雑誌を発行することなどできないということを、どうぞご理解下さい。
サーベリー氏は続けて、週刊誌の発行停止後ゴルアーガー文化協会の活動は半休止状態になる予定であることに触れ、第三回ゴルアーガー・コメディー映画祭開催や風刺本の出版などについては、別の機会に再度検討すると述べ、読者とゴルアーガーとの唯一の接点は今のところ、ゴルアーガーのウェブサイト www.golagha.ir のみになる予定だとしている。
氏は最後に、何らかの理由でゴルアーガーで発表された作品に対し憤慨している方にはお詫びしたいとした上で、困難な状況にもかかわらずゴルアーガー協会を応援してくれた人々に礼を述べている。
週刊ゴルアーガーの新シリーズは、6年間にわたる休刊の後、イラン暦1387年オルディーベヘシュト月26日(西暦2008年5月15日)に発行が再開し、第20号で終止符を打った。
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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:15443 )