トリポリで開催中のエジプト・リビア合同委員会で、リビアがエジプト向け投資を100億ドルに増額へ
2008年12月23日付 Al-Ahram 紙

■ トリポリで開催中のエジプト・リビア合同委員会で、リビアがエジプト向け投資を100億ドルに増額

2008年12月23日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【トリポリ:サイード・アル=ガリーブ本紙記者】

 昨日リビアの首都トリポリで、エジプト・リビア合同投資担当閣僚会議の準備委員会会合が始まった。来年からのリビアのエジプト向け投資額を100億ドルに増やす体制を整えることを目指す。

 エジプト側からはマフムード・ムヒーッディーン投資大臣とサーミフ・ファフミー石油大臣が、リビア側からはシュクリー・ガーニム・リビア石油機構局長とアリー・アル=イーサーウィー経済・投資人民委員会委員長が、それぞれ代表として出席している。
 
 提起されているプロジェクトには、エジプト産天然ガスをヨーロッパに移送するパイプラインの建設、アレキサンドリア西郊への精油所建設、マルサ・マトルーフからタブラク一帯にかけてのエジプト・リビア産業・通商フリーゾーンの建設などが含まれる。

 エジプト・リビア関係調整官のアフマド・カッザーフ・アル=ダム氏は、リビアのエジプト向け投資の規模は過去2年間で32%増大し、エジプトの投資会社9社がリビアで活動している一方、エジプトで操業しているリビア企業も各分野合わせて236社に増えたと表明、来年には両国間の商業取引額が20億ドルに増えると予想した。

準備委員会では観光・電力・衛生・漁業分野での数々の共同プロジェクトや、両国の証券取引所を統合する手順、エジプトの建設会社がリビアで住居や施設の建設プロジェクトに従事する件などについても協議する。

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( 翻訳者:梶原夏海 )
( 記事ID:15484 )