二人の退職したイマームが心づけをもらおうとして他のイマームとおこした喧嘩をバイラミチの宗務官であるラマザン・カラが調査し、葬式でイマームが心づけを受け取ることを禁止した。
チャナッカレのバイラミチ郡ではイマームが読誦と遺体の埋葬で心づけをもらうことが禁止となった。バイラミチ宗務事務局ではこの実行について、9月に75歳で命を終えたハリッティン・アタイの最後の旅路において生じたイマームの喧嘩が原因であると明らかにした。
チャルシュ・モスクでお昼におこなわれたアタイの葬儀の祈りのあと、霊柩車の「ホジャ(イマームに対する尊称)専用」と書いた運転手の後ろの座席に退職したイマームのサブリ・シェネルとナズミ・エヴジルのふたりが座ったことに対して、遺体を埋葬するチャルシュ・モスクのイマームであるテヴフィク・ダルジュが反発した。ダルジュは口論となった二人のイマームを座席から降ろすことができないと「ひと包みを受け取るためにこんなに名誉を汚すようなことはしなさんな」と非難し、運転手の横の席に座って墓地に向かった。
イマーム同士のこの口論は「葬儀の不労収入」として新聞に取り上げられた。このためバイラミチ郡宗務官のラマザン・カラ氏は事件を調査した。宗務事務所のほかの職員と会合をもったカラ氏は、読誦や遺体の埋葬といったものでイマームたちが心づけをもらうことを禁止した。同氏は郡内と管轄する村々のイマームたちと会合を開いてこの決定を表明した。
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( 翻訳者:松岡聡美 )
( 記事ID:15495 )