テヘラン市民、ガザ攻撃に対してデモ行進
2009年01月03日付 E'temad-e Melli 紙
昨日、何百人ものテヘラン市民がパレスチナ広場で集会を開き、ガザ地区でのシオニスト体制の犯罪行為に非難の声を上げた。
ISNA(イラン学生通信)によると、デモ行進はテヘラン大学からパレスチナ広場に向かって行われた。この中でデモに参加したテヘラン市民らは、「アッラーの他に神はなし、ムハンマドは神の使徒なり。大砲や戦車、爆撃はもはや無意味だ。シオニストは神の党(ヒズブッラー)のことを何も知らない。我が国民はすでに目覚めている。イスラエルにはうんざりだ。我が国民は目覚めている〔「目覚めている」=bidarと「うんざりだ」=bizarで韻を踏んでいる〕。フスニー〔・ムバーラク・エジプト大統領〕にもうんざりだ。イスマーイール・ハニーヤ〔ハマース政権首相〕に神のご加護を。血に飢えた汝の敵に死を!死を!」のシュプレヒコールを上げた。
デモ参加者らはさらに、「イスラエルに死を、アメリカに死を」と叫び、シオニスト体制の重大な犯罪に対してムスリム共同体は団結すべきだと訴えた。
参加者らはまた、次のように叫びをあげた。「ホセイン〔シーア派第三代イマーム〕、ホセインこそが我らのスローガン。殉教は我らの誇り。ガザの声〔に耳を傾けること〕はムスリム共同体の義務。ムスリムの共同体よ、一致団結してガザ救援のために立ち上がれ。敵よ覚えておけ、我々は名誉のために服を血で染めるということを。〔中略〕気高き指導者よ、準備はもうできている」。
このデモではまた、各地のイスラーム神学校に通う神学生らが経帷子を着て集会の前列を陣取り、パレスチナの血だらけの子どもを模した人形を手に、「イスラエルに死を、アメリカに死を」のシュプレヒコールを上げた。
またこのデモ行進の道すがらには、ガザの人々のための募金箱が置かれ、パレスチナの無防備な人々への市民からの義援金を受け付けていた。
モフセニー=エジェイー情報相はシオニスト体制の犯罪行為に反対するテヘラン市民のデモに際して、記者たちに「ムスリム諸国民は、金銭的支援であれ、行動的ないしは軍事的支援であれ、あらゆる支援を通じて、イスラエルの重大犯罪を阻止するべきだ」と述べ、さらに次のように続けた。「今日、イスラーム諸国はこの犯罪行為を非難するだけでなく、この圧制の排除に向けたあらゆる行動をとらねばならない。行動的なものであれ、金銭的なものであれ、ガザの人々が必要とするあらゆる支援を行う必要がある。圧制の排除のためには、軍事的支援でさえ許される」。
モフセニー=エジェイー情報相は、今回のイスラエルによる犯罪行為の原因について、「シオニスト体制は次々と敗北を重ねてきたため、今や存亡の危機に立たされていると感じている。このような野蛮な攻撃に手を染めたのも、このような危機感のゆえである」と指摘した。
〔後略〕
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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:15550 )