先週末、妻のクヴルジュン・オズジャンと息子のシナンとともにサフランボルを見物した(高等教育機構)オズジャン委員長は、高等教育機構(YÖK)としてトルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)がクルド語放送を始める前にクルド語教育を検討していたのを明らかにし、「要望もある。この考えを後押しする理由もある。執行部としてこのことに寄与した」と述べた。
クルド語教育を始めるためにはいくつかの障壁があると話したオズジャン委員長は、次のように述べた。
「クルドの言語と文学の修士号と博士号を取得した人は非常に少ない。幸運なことに、トルコ文学専攻でクルド語を母語とする4人の教師が『このような企画があるのなら、お手伝いしましょう』と私たちに申し出てくれた。イラクのアルビル市にある大学の学長も我々に申し出て、協力してくれると話してくれた。フランスにはクルド学研究所がある。我々が行き詰った場合、ここで働いているクルド出身の先生方からも援助を得られる。来年の初め頃になると思うが、このような小さな学科であろうとも、2つの大学で学科を2つ開設できる。しかしそんなに大規模ではない。近い将来、活発に言語教育が行われているようなところでクルド語教育も広げることができると考えている。」
オズジャン委員長はイスタンブル大学の文学部とアンカラ大学の言語・歴史・地理学部がクルド語教育を始めるのにもっともふさわしいところだとも話した。
■ ギュンテレビからRTÜKに要請
TRT6の24時間クルド語放送が始まったのを受け、2004年に成立した法律に基づき1日に45分間のクルド語放送を行っているディヤルバクルのギュンテレビは、この時間が延びるようラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)に要請した。ギュンテレビの放送総部長のディレン・ケセルは「RTÜKの担当者は我々に、TRT6は衛星放送であり今は地上波放送には移行しないであろうと述べた。TRT6が地上波放送に移行すれば我々の要求も受け入れられるだろうとも話していた」と語った。ケセル放送総部長は自分たちが放送中トルコ語の字幕を使っていると口にし、「TRT6ではトルコ語の字幕を使用していない。これが乗り越えられるよう、もう暫く待っているつもりだ」と述べた。
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( 翻訳者:松岡聡美 )
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