ムバーラク・エジプト大統領処刑に対する賞金が150万ドルに
2009年01月13日付 E'temad-e Melli 紙


「正義を求める学生運動」は、エジプト大統領「フスニー・ムバーラクに対する革命的処刑」に対する賞金を、100万ドルから150万ドルに引き上げた。

 先週エジプト大統領に対する「革命的処刑」の賞金を100万ドルと定めて、メフラーバード国際空港で座り込みの抗議運動を続けている学生らは昨日、「一般市民からは、この賞金を歓迎する声が高まりつつある。一例を挙げるならば、フスニー・ムバーラクに対する革命的処刑のためならば、いかなる金銭的・人的支援も行う用意があるとの表明が、マシュハド市民300人からあった」と発表した。

 「イスラーム世界運動殉教者支援本部」のスポークスマンも、「ドキュメンタリー映画『ファラオ暗殺』の売上から得られた収入を、フスニー・ムバーラクに対する革命的処刑の賞金に充当する目的で贈与する」と発表した。

 ファールス通信の報道によると、イラン人学生らはエジプトのファラオことフスニー・ムバーラク処刑のポスターを作成したが、このポスターで示されている数字は依然100万ドルのままとなっている。

 フスニー・ムバーラク処刑の賞金として100万ドルがかけられたとのインターネット・ニュースサイトの報道に関し、外務省はいかなる立場を取るかとの質問を受けたハサン・ガシュガーヴィー外務省報道官は先日、ISNA(イラン学生通信)に対し、「この種の報道は公式見解を伝えるものではない」と語った上で、次のように述べた。「自らの見解を表明するにあたり、シオニスト体制との対決でイスラーム諸国の団結に寄与しないような問題を提起することは、厳に控えるべきだ」。

 このような動きに対し、エジプトの政権閣僚や国会議員、マスコミのコメンテーターらは、ムバーラク大統領へのテロを求める学生らの裁判、及び処罰の手続きに入るよう、イラン側に求めている。

 エジプト議会外交委員会のムスタファー・アル・フィーギー委員長はこのことに関し、「煽動者たちは自らが行った行動に関して、処罰を受けるべきだ」と主張した。また、エジプトの政権閣僚や議会関係者らも、イラン人学生らのこの行動を「煽動的」であると批判している。

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( 翻訳者:阿部文美 )
( 記事ID:15615 )