サウジで死刑囚とされたトルコ人理髪師、昨日帰国 エルドアン首相を訪問
2009年01月28日付 Hurriyet 紙

サウジアラビアで1年10ヶ月前に、隣人と口論になった際にアッラーを侮辱した廉で逮捕され、裁判で死刑を宣告されたが、アブドゥッラー・ギュル大統領の働きかけにより恩赦となった31歳の理髪師サブリ・ボーダイさんが昨日1月27日にトルコへ帰国した。

トルコへの送還手続きをジッダのトルコ総領事館で受けたサブリ・ボーダイさんは、昨日27日5時40分にトルコ航空の定期便でイスタンブルに到着した。飛行機から車両にてVIPサロンへと移動したボーダイさんは、そこで自分を待っていた妻のムアゼズさんと3歳になる息子のスレイマンくんと対面した。その後、ボーダイさんは家族と共にトルコ航空の7時5分の便でアンカラへ移送された。息子のスレイマンくんとムアゼズ夫人と共にトルコ大国民議会を訪問したボーダイさんは、エルドアン首相と面会した。面会後、新聞記者の質問に対して「とても幸せです」と答えたボーダイさんは、次のように語った。「息子を最後に見たときはまだ4ヶ月でした。今は3歳になりました。とても嬉しいです。親愛なるエルドアン首相は、息子を可愛がってくださり、おもちゃの車を頂きました。妻と私にもお大事にと声をかけてくださいました」。ボーダイさんは、エジプト人の仕立屋と口論をした際に「アッラーと預言者を罵った」との容疑で告発され、出廷した裁判で死刑を宣告された。アブドゥッラー・ギュル大統領とエルドアン首相が、ボーダイさんの恩赦を求め、アブドゥッラー・サウジアラビア国王に対し働きかけを行っていた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:牧 史織 )
( 記事ID:15673 )