エジプトのムバーラク大統領、ギュル大統領の心配りで念願のイスタンブルへ
2009年02月11日付 Yeni Safak 紙

アブドゥッラー・ギュル大統領は、エジプトのホスニー・ムバーラク大統領を出迎えるためイスタンブルへ来た。専用機「ANA」で12時にアンカラからイスタンブルに到着したギュル大統領を、アタテュルク空港の迎賓館でイスタンブル県知事のムアッメル・ギュレル、県警本部長のジェラーレッティン・ジャラーとその他関係者が迎えた。ギュル大統領にハイリュンニサ夫人も随行した。

■「あの世界都市を一度も見たことがない」
ギュル大統領が、一日限り(11日)の訪問のためにトルコを訪れるエジプトのムバーラク大統領を、当初のアンカラを変更しイスタンブルで迎えた理由が明らかになった。81歳のムバーラク大統領が、以前ギュル大統領との会談で、「私はイスタンブルを、あの世界都市を一度も見たことはない」と述べていたのだ。ギュルも「次回は、あなたをイスタンブルでもてなしましょう」と返答していた。ギュル大統領は、訪問前にその約束を思い出したために、アンカラでの予定をイスタンブルに変更した。

■会談の後はロシアに
ギュル大統領は会談の後、イスタンブルからロシアに出発する。2国の首脳による話し合いの議題として、捕虜の交換、パレスチナでの合意、イスラエル―パレスチナ和平、ガザへの経済制裁撤廃、ガザ再建やエジプトからの渡航者の安全確保があがっていた。
他方、アンカラ政府は、3月2日にノルウェーとエジプトが共同主催する「ガザの再建のためのパレスチナ経済支援」会議に参加する決定をした。会議にはアリ・ババジャン外相が参加する。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:15777 )