原理派内からアフマディーネジャード批判が噴出:「イマームと最高指導者の路線を支持する戦線」と大統領の会合の中身が明らかに(その4)
2009年02月23日付 E'temad-e Melli 紙
アフマディーネジャード氏はこの会合で、われわれに対し次のように話した。
『私は閣僚らと誓約書を交わした初めての大統領である。誓約書の第一条には、イマーム〔・ホメイニー〕と最高指導者、そして革命の理念のために働くこと、という項目を明記した。私は内閣にいるすべての友人に対して、この目標のために働くよう要求してきた。政府の目標は、革命の理念を前進させることである。
もし閣僚や高官の誰かが、われわれと歩調を異にし、〔政府の〕目標に向かって動こうとしないようであれば、二度三度彼らと話し合いを行い、行動を改めるよう求めてきた。
しかしそれでも、私の要求に注意を払おうとせず、なかには〔政府の〕目標に向かって働く能力のない友人、やり方を改めようとしない友人もいる。そのような場合には、われわれとしても彼らと別れるほかない。もちろん、彼らとの友情関係は保たれたままだ』。
大統領は会合で、次のように強調していた。『重要なのは、原理主義というタームをより正確かつ明確に定義することである。政府と国会は原理主義的である。しかし国会は、原理主義政府が推薦した閣僚候補6名を信任しなかった』と。
大統領が提起したのは、この〔閣僚の信任に関する〕問題は《原理主義とは何か》という定義をめぐる問題を含んでいるのではないか、ということだった。実際大統領は、閣僚の指名であれ、予算をめぐる議論であれ、その他の問題であれ、原理主義的な政府と国会の関係はいかなるものであるべきかをはっきりとさせることが必要だと力説していた。
( 翻訳者:斉藤正道 )
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