トルコ航空機の事故原因に関する国際航空機整備士連盟の発表
2009年03月08日付 Radikal 紙
国際航空機整備士連盟(AEI)とトルコ航空整備士組合(TALTA)は、トルコ航空の「テキルダー」機がアムステルダム・スキポール空港に着陸する際に発生した事故は「点検整備の不足によるものではない」と説明した。
AEIのフレッド・ブルッグマン事務局長とTALTAのムスタファ・ブジャン・チョラク事務局長によって行われた共同会見で、オランダ民間航空総局当局者の報告書に従い、ありうべき事故のシナリオと2機関の見解が次のように説明された。
「航空機の高度に関する情報を獲得する高度計が降下の際、高度情報を急に非常に低いものとして認識し、機体に地表にいるというシグナルを送った。このシグナルを受信した飛行システムは自動的にエンジンの出力を落とした。空中でのエンジン停止と減速が、航空機上でパイロットたちに、「ストール(失速)」と呼ばれる航空機の墜落警告を与えた。この警告に続きパイロットたちはスロットルを「全開」にしたが、エンジンがこの指令への応答に要した7秒間で航空機はコントロールを失った。最近の8フライトで高度計の故障が2度あったとされるトルコ航空TC-JGE機の点検整備記録簿の記録には、いかなる故障の記録もない。従って、整備不足による故障という可能性もない。」
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:15944 )