2008アダナ・ノールーズ投石事件で逮捕の少年たちへの刑期合計75年
2009年03月10日付 Radikal 紙
人権協会アダナ支部が、昨年アダナ市内で違法デモに参加した少年に関して作成した「法と関わる」レポートは、全く恐るべきものだ。
判決が下って処罰を受ける少年の数は26人となった。少年たちへの刑期の合計は75年と2ヶ月9日。拘束された者、勾留・未勾留で起訴された者、裁判中の少年の数は113人だ。罪状は以下の通り:非合法組織のメンバーであること、違法プロパガンダ行為等。現時点でポザントゥ拘置所には、71人の政治犯の少年たち と、278人の有罪判決を受けた少年たちがいる。人権協会支部長のエトヘム・アチュクラルン氏は、今春のノウルーズで勾留者の数が増えると述べている。
以下は、少年たちに関して、去年、アダナ第6,7,8重罪法廷で下された判決の一部である。
・ オヴァ地区で2008年3月9日、違法デモに参加した6人の少年に、2009年2月17日合計で12年の懲役を科した。
・ キュチュク・ディキリ町で2008年3月21日ノールーズ祭のとき拘束された3人の少年は5ヶ月拘留された。10人の少年は未勾留のまま起訴されるため釈放された。2009年2月26日に書類送検された。7人の少年たちに合計で17年9ヶ月15日の禁固刑が科された。14歳の少年U.Eには「違法集団団員行為」と「違法集団プロパガンダ行為」を行ったとして3年7ヶ月の禁固刑が科された。少年たちの弁護士であるジェムシト・タバク氏は、「山から組織のメンバーが出てきて武器を手渡したとしても、これくらいの罪には問われない。しかも少年たちの逮捕に際して証拠は全くもって明らかにされなかっ た」と述べた。
・ 少年S.T. (17) と A. T. (16)には2008年3月23日ノールーズでスローガンを掲げ、クルド労働者党(PKK)の元リーダーであるオジャランのポスターを広げて違法集団プロパガンダ行為を行ったとして起訴された。2008年11月17日の結審では違法集団プロパガンダ行為で6ヶ月の刑罰を科された。
・ 2007年2月15日、オジャランがトルコに連行された日の行事に関する裁判で、4人の少年たちに2008年9月11日に合計17年8ヶ月15日の刑罰が科された。
・ 少年A.B. (17)、S.T. (16)、 M.N. (15)は、セイハンで2008年2月3日に違法スローガン行為で逮捕された。A.Bは4ヶ月拘留された。2008年10月24日にはA.BとS.Tに4年2ヶ月、M.Nには3年1ヶ月の禁固刑が科された。
・ 少年V.Ç. (17)、Ö.Ç (17)は2007年12月28日に違法デモに参加し2008年6月3日に4ヶ月の刑罰を受けた。
少年F.S. (17) 、A.B. (17)は違法スローガンと警察への投石行為で2009年1月15日に合計10年の刑罰を受けた。2008年1月1日から12月31日の期間にアダナとメルスィンで行われたデモで113人の少年たちが拘束された。このうちの大多数は、2ヶ月から6ヶ月拘留されて最初の審理の際に身柄の拘束を解かれた。
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:15960 )