デザイナーのイペクチュ、マルディンで家を借りる予定
2009年03月15日付 Yeni Safak 紙

マルディンに開設されるジェミル・イペクチュ・マルディン民俗服飾デザインアトリエで40人の女性に教育指導をすることになった、有名なファッションデザイナーのジェミル・イペクチュは同市内に歴史的な民家を借りることになった。

「多目的社会センターの社会支援プロジェクト」の一環として、教育をうける女性たちに会い、ファッションデザイン学校の校舎で進められている活動を現場でみるためにマルディンに来たジェミル・イペクチュ氏は、歴史的な民家を借りる予定だと語った。ジェミル・イペクチュ氏はファッションデザイン学校での活動を視察するために月に数回はマルディンに来る予定であると話し、次のように述べた。「マルディンの歴史的な建築物に非常に興味があります。ファッションデザイン学校のために毎月何回かマルディンを訪れるつもりです。歴史的なマルディンの民家を改築し、好みの家具をしつらえて、マルディンに来た際は、その家に滞在する予定です。この家はマルディン民家のモデルになるでしょう。イスタンブルの友人は私がマルディンで家を手に入れることに反対しています。というのも、家に家具をしつらえるとなると、私はこちらで毎月10日間も過ごすことになるからです。そのために(イスタンブルでの)仕事がはかどらなくなってしまうからです。それでも私は民家を借りて家具をそろえるつもりです」

家父長制度的な家族構造が続いているのは、女性たちに原因があるということに注目したイペクチュ氏は、家族や社会の中で女性たちが全てを切り盛りしていると述べた。社会的に高い地位をもつ女性でさえ、家庭内暴力を容認していると話したイペクチュ氏は、次のように話した。「絶対に女性の教育が必要なのです。女性たちが教育を受けず、向上せず、近代化するこなしには何ら発言することはできません。世界の近代化は女性の教育に連動しています。社会の中での女性の地位に最も責任あるのは女性自身なのです。ところが女性は自分たちが産んだ息子が、その父親のようになるのをのぞんでいるのです」

イペクチェは社会や国の発展は、教育を受けた女性によって可能になるとも付け加えた。

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( 翻訳者:松岡聡美 )
( 記事ID:16001 )