ガシュガーヴィー外務報道官、週の定例記者会見で対米関係について語る(その1):最近のオバマ発言に対するイラン側の反応
2009年04月07日付 Jam-e Jam 紙


【政治部】イラン外務報道官は、イランの核開発に関するバラク・オバマ米大統領の最近の発言への反応として、「〔オバマ大統領の〕この発言には様々な要素が含まれている。イランの核の権利の容認に関わる発言部分について、それが〔口先だけでなく〕行動によっても現実のものとなること、またそのための仕組みが明確な形で〔アメリカ側から〕発表されることに期待する」と述べた。

 メフル通信の報道によると、ハサン・ガシュガーヴィー外務報道官は週の定例記者会見で国内外の記者団に対し、「その一方で、この発言ではイランの核兵器の脅威に対する指摘が繰り返されているが、そのようなこと〔=イランが核兵器を追求していること〕は国際原子力機関(IAEA)のこれまでの報告で確認されたことはないし、我が国の防衛ドクトリンにも存在しないものだ。興味深いのは、オバマ自身も自らの発言の中でそれを否定したことだ」と続けた。

 同報道官は、オバマがこれまでの米政権の〔対イラン〕非難を異口同音に繰り返していることは、新政権の“チェンジ”のスローガンと矛盾していると強調した上で、次のように述べた。「アメリカ新大統領の演説では、世界的な〔核〕軍縮の構想とミサイル問題の二つも、〔イラン核問題と並んで〕中心的位置を占めていた。我々は、前者の構想はきわめて良い内容のものだと考えており、実際イランはこの問題に関してつねに先駆的存在であり続けてきた。しかし後者に関しては、国際的に認められた法規範の中で獲得されたイランの技術的成果を、脅威であるかのように理解することなど誰にもできないということに、疑問の余地はないと考えている」。

〔中略〕
続く…


Tweet
シェア


「ガシュガーヴィー外務報道官、週の定例記者会見で対米関係について語る(その2)」を読む
関連記事(アフガニスタン安定化会議:イラン、アメリカ側との会談を否定)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:16167 )