多言語による行政継続へ:前首長選挙で復帰
2009年04月12日付 Radikal 紙

免職から22ヶ月後の選挙で、再びスル郡の首長になったアブドゥッラー・デミルバシュ氏は、ペンディングとなっていた「多言語行政」政策を改めて開始した。

行政裁判所第8刑法局により、「多言語行政」を決めたせいで免職されたディヤルバクル県スル郡首長アブドゥッラー・デミルバシュ氏は、3月29日の地方選挙で当選し、離れていた首長の座に22ヶ月振りに復帰した。彼の免職ののち、停止されていた「多言語行政」政策を改めて開始した。デミルバシュ首長の就任で、市の電話交換室でクルド語対応のサービスが再び始められ、役所に訪れる市民たちは入り口で、職員のクルド語の挨拶によって改めて迎えられるようになった。デミルバシュ首長は、市民が3月29日に投じた票によってこの決定を承認したのだから、議会で改めてクルド語での市民サービスに関し議決する必要はないと語った。

2007年6月14日に行政裁判所第8刑法局が、「行政サービスにおける多言語行政について決定」したとの理由で、職務から外されていたスル郡首長アブドゥッラー・デミルバシュ氏は、3月29日の地方選挙で再び当選し、離れていた職務に22ヶ月振りに復帰した。同氏の免職に伴い、クルド語での物語の出版、クルド語、アルメニア語そして英語によるディヤルバクルの紹介パンフレットや出版物の印刷と配布、そして役所の入り口での職員のクルド語による挨拶の実施が差し止められた。

■「市民は選挙で承認した」

民主市民党(DTP)党員であるデミルバシュ氏の再選で、停止されていた数多くの政策が改めて取られた。市の電話交換室のサービスは再びトルコ語、クルド語そして英語でなされるようになり、役所に訪れた市民は改めて、職員によるクルド語の挨拶で迎えられるようになった。22ヶ月振りに首長の座に復帰したアブドゥッラー・デミルバシュ氏は、かつて彼が職務から離れると同時に停止されていた数多くの政策を改めて実施する旨を明らかにした。また、市議会から「多言語行政サービス」に関連して、新たな決議をえることを考えていないと語り、以下のように語った:

「我々は、当時、市の行政がトルコ語以外の諸言語でもなされることを決定していました。しかし、この決定は私の首長職からの免職と議会の解散を招きました。おそらくこの決定を(政府の)公的機関は容認することができず、我々を免職しました。しかし、スル郡に住む人々は、3月29日の地方選挙で我々のこの決定を承認してくれました。このため、再びこれに類する決定をするつもりは我々にはありません。なぜなら我々のためににとっては市民が投じた票が、とても重要なものだからです。以前の政策を再び開始し、留まっていた場所から歩み続けます。」

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( 翻訳者:西山愛実 )
( 記事ID:16190 )