民主市民党(DTP)、イスタンブル県党本部に捜査―PKK捜査
2009年04月17日付 Yeni Safak 紙
民主市民党(DTP)のイスタンブル県党本部に、午前、警察の捜査が行われた。
民主市民党(DTP)のイスタンブル県党本部の建物に、警察が午前中行った踏み込み捜査が終息した。建物から押収された書類は箱に詰められ、イスタンブル県警へ運ばれた。
警察官らのDTPイスタンブル県党本部への踏み込み捜査が終息した。午前中に建物に来た警察は、昼まで建物に留まった。警察は中で見つかった相当量の書類とパソコンを調べ、押収した書類を袋や箱に詰めこんだ。書類はイスタンブル県警へ運ばれた。
この間、踏み込み捜査に関して厳しい見解を述べたDTPイスタンブル県党本部長ハリル・アクソイは、「DTP青年会議の活動をここで計画していたという理由で捜査が行われた。選挙での我々の勝利に公正発展党(AKP)が我慢できず、このような捜査が行われた。民主的(手法の)政治を封じるのなら、ひとびとがテロ活動に走るのをどうやって防ぐというのか?これに対抗する必要があるのなら、我々にはその用意がある。我々は捜査を厳しく非難する。」
■ 捜査は第14重刑裁判所の決定による
民主市民党(DTP)イスタンブル県党本部長ハリル・アクソイは、午前、党本部へ来た警察が、イスタンブル第14重刑裁判所の決定により捜査を行ったと述べた。
ベイオールにあるDTPイスタンブル県党本部で、警察の捜索は続いている。建物に入った警察官らは、県党本部で見つかった相当量の書類とパソコンを調べている。
建物から外へ出てきたDTPイスタンブル県党本部ハリル・アクソイは、新聞記者らの質問に対して、「イスタンブル第14重刑裁判所の決定で捜査が行われている。今のところ、ここで逮捕はない。建物にある雑誌、新聞、パソコン、そして書類が調べられている。弁護士と幹部らがここにいる」と明らかにした。
アクソイ本部長は、捜索の理由については、「警察により捜査されている人物の活動を、ここで計画しているとして捜索が実施されている」と明らかにした。
この間、午前中に建物に入れなかった一部のDTP党員は、警察の許可を受けて県党本部の建物に入った。
■KCK党員
ディヤルバクル共和国検察局の指示により、DTP内のクルド労働者党(PKK)派に向けて12の市で始められた捜査で逮捕された53人に対して、拘束期間を1日追加することが求められた。
民主市民党(DTP)内部のクルディスタン労働者党シンパに向けた、12県で開始された捜査の末に拘束された53名に関し、一日勾留期間延長が請求された。
テロ組織PKKの民主市民党内部でのシンパであるクルディスタン民主連合(KCK)に行われたた捜査で拘束された53人は、警察での取調べの後、今日法廷に出廷することが見込まれていた。
ただ、テロとの闘い(TEM)の支部局で容疑者の取調べが終了していないため、一日追加して、勾留期間延長が請求された。
ディヤルバクル共和国検察局も、警察のこの請求を適切であるとし、勾留期間を明日の朝まで延長した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:16232 )