病院で髭を切られた男の物語
2009年04月18日付 Milliyet 紙


長い髭の持ち主で「三日月刀のオッケシュ」の愛称で知られるガズィアンテプのケバブ職人オッケシュ・エルデム氏(49)は、事故でケガを負って搬送された国立病院で、治療中に髭を故意に剃られてしまった。
4月15日に3人が同乗する友人所有の自動車を運転していたエルデム氏は、イノニュ通りでハンドルのコントロールを失い防護壁に衝突。事故で軽傷を負った同氏と友人3人はガーズィアンテプ・チンギス・ギョクチェキ国立病院に搬送された。治療で頭部を縫った後に帰宅したエルデム氏は、その日2度目のショックを受けたのだった。

■カリスマ性が台無し

鏡を見て、自分の口髭の左側がはさみで切られていることに気付いたエルデム氏は、右側も自分でカットし整えた。自分は周囲の皆に髭によって親しまれていたともらすエルデム氏は、「まわりは私が長い髭をたくわえているので私を「三日月刀」と呼んでいたんだ。30年間切ることなく日々手入れをしていた髭なのに、事故のケガで訪れた病院で左側を剃られてしまった。私のカリスマ的なチャームポイントが台無しだ。私の髭は勝手に切られたのだと思う。訴えてやる。責任者が法的な罰を受けることを望んでいるよ。髭がないと自分になにか足りないように感じるんだ。外にも出られなくなってしまった。この状況はとても辛い。責任問題で訴訟を起こして、彼らが罰せられることを願っている。」と述べた。
また隣人らも口髭によってエルデム氏を親しんでいたと明かし、事件後の同氏を見ると非常に驚くのだと続けた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:16236 )