大学での「クルド語教育研究」の進捗―高等教育機構理事長の談話
2009年04月23日付 Hurriyet 紙
高等教育機構(YÖK)理事長のユスフ・ズィヤ・オズジャン氏はイスタンブル大学の「クルド語研究センター」の設立の決定が現時点では、機構に届いていないと述べた。
4月24日の「国家主権と子供たちの日」にちなみ、トルコ国民議会で行われたレセプションで、記者たちの大学でのクルド語教育についての質問に答え、ユスフ・ズィヤ・オズジャン氏は、この件でイスタンブル大学はすばやい対応をしたと述べた。
ユスフ・ズィヤ・オズジャン氏はイスタンブル大学が「クルド語教育センターKürtçe Eğitim Merkezi」設立を決定したと述べ、「正式な通知はまだ来ていません。これはイスタンブル大学で決定されたばかりです。話が来れば審議します。そもそも、我々はこの件に積極的だといってきました。これは、まだ一校ですが、みていてください、他の大学も加わりますよ」と述べた。オズジャン氏はこのことに関して大学からの要望をYÖK運営委員会が審議する予定だと述べた。
オズジャン氏はこの研究所ではクルド語とクルド文学に関する研究が行われると述べ、記者団の、専門家はどうするのかという問題が起こらないのかという質問についてこう語った。
「(候補となる)5,6人の研究者がいます。彼らの大半は他の言語にも堪能です。例えばある人はトルコ文学専攻で、自身はクルド人です。彼は自分のもっている(トルコ語研究での)知識を、(クルド語研究に)応用しますと言っています。できるでしょう、彼は言語学者ですから。外国にも女性の研究者がいます。研究所ができれば、すぐに彼女を招聘しましょう。パリのクルド研究所で働いていたそうですから、経験豊富です。クルド語にも堪能です。」
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( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:16280 )