アフマディーネジャード大統領、反人種主義世界会議《ダーバン2》で演説:「世界的圧制の柱が崩れ落ちる音が聞こえる」(2)
2009年04月21日付 Iran 紙
「アフマディーネジャード大統領、反人種主義世界会議《ダーバン2》で演説(1)」の続き
反人種主義世界会議《ダーバン2》の出席者からの絶え間ない声援を受けたアフマディーネジャード大統領は、さらに次のように言い添えた。「今日、人間社会はある種の人種主義に直面している。その醜悪さによって、三千年紀の始まりとともに、人類の尊厳には傷がついてしまった」。
アフマディーネジャード大統領は、このような人種主義とは世界的シオニズムのことに他ならないと述べ、「彼ら〔=シオニストたち〕は人種主義の完璧な具現者である。宗教に依拠しているかのように見せかけつつ、一部の無知な人々の宗教的感情を悪用することで、自らの醜悪さを隠している」と付け加えた。
アフマディーネジャード大統領はさらに次のように強調した。「一部の大国や〔大国による抑圧体制から〕利益を享受している者たちは、自らが握る権力やメディアという道具を利用して、シオニズム体制を全面的に支持し、その醜悪な姿を見えにくくさせようとしている。しかしながら、この種の人種主義との闘いにおいて根本的に重要なのは、無知と向かい合うことではなく、むしろシオニストども及びその支持者らによる政治的・外交的手段の濫用に終止符を打つよう努力しなければならない、ということである」。
アフマディーネジャード大統領は〔抑圧諸国の支配から〕自由な諸政府・諸国民に対し、この種の火を見るより明らかな人種主義を根絶させるために心を一つにし、勇気をもって国際関係とその構造の変革に踏みだそうと呼びかけた。
イラン大統領は、権力の中枢はシオニストどもを支持し、彼らの数々の犯罪に手を貸すべく、反人種主義世界会議《ダーバン2》の方向性を逸脱させようと目論んでいるとの見方を示し、これら諸大国の行動を正すためには、諸国民の代表者らの責任はきわめて重要かつ決定的だと指摘した。
〔後略〕
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( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:16326 )