アフマディーネジャード大統領、ジュネーブで注目を一身に浴びる:シオニストたちの怒りを刺激
2009年04月21日付 Jam-e Jam 紙
【政治部】昨日始まったジュネーブでの反人種主義会議、ダーバン2はイランのアフマディーネジャード大統領の出席と同大統領による力強い演説によって、さながら「アフマディーネジャード会議」の様相を呈した。
会議初日の数日前からダーバン会議をボイコットしようと広範囲に働きかけを行ってきたシオニスト・ロビーは、昨日大統領が演説を行う際も、演説の妨害を企てたが、しかし大統領の寛大さと長時間にわたって大統領に声援を送っていた他国の代表者たちの支持によって、シオニズム支持者たちの努力は徒労に終わった。
アフマディーネジャード大統領の演説が始まり、シオニストたちによるホロコーストの悪用に話が及ぶと、会議に出席していた一部のヨーロッパ諸国の代表は会議を退席し、さらに会議に来ていた一部のシオニスト・ロビーたちも会議を混乱させることで、アフマディーネジャード大統領の演説の妨害を企てたが、しかし大統領は終始落ち着いた態度で、毅然と自身の演説を続けた。
シオニスト・ロビーは会議が始まる前から、今回のダーバン反人種主義会議が2001年の前回会議のときのように、反シオニスト会議に変わることを恐れていた。このため政治的圧力によって、アメリカ、イタリア、カナダ、ドイツ、オーストラリア、その他一部のヨーロッパ諸国の代表の出席を妨害した。シオニスト体制はさらに、スイス大統領に対しアフマディーネジャード大統領と会談しないよう要求したが、しかしアフマディーネジャード大統領がスイス入りするやまっさきに、スイス大統領がアフマディーネジャード大統領との会談に赴いたことを受け、駐スイス・イスラエル大使を本国に召還する措置に出た。
我が国の大統領はこの会議で、一部の国が国連安保理において拒否権を保有していることに触れ、このような特権はいかなる宗教的論理にも、また正義や法、人間的尊厳にももとるものだとの見方を示した。この発言に対し、出席者らは大統領への支持表明として、数秒間にわたって、拍手を送った。アフマディーネジャード大統領は安保理が人種主義的なシオニスト体制を支持していることを批判した上で、安保理こそパレスチナに略奪体制を据え付け、樹立させた張本人だと強調した。
我が国の大統領はシオニスト体制によるパレスチナの占領に触れ、「ホロコーストを口実に侵略を行い、一国民〔=パレスチナ国民〕を流浪させ偽りの政権を打ちたてた。ヨーロッパでの人種主義による災厄を償うことを口実に、もっとも暴力的な人種主義者たちにパレスチナの地を支配させた」と指摘した。
〔後略〕
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( 翻訳者:土橋多恵 )
( 記事ID:16328 )