モフセン・レザーイー、大統領選への出馬を正式に表明
2009年04月30日付 E'temad-e Melli 紙
〔前回の大統領選挙では〕これまでの変革や進歩が、国政運営の改善や社会の基本的問題の解決に活かされていないと感じていた。〔‥‥〕このような理由から、私は第9期大統領選出馬へ向けた準備を進めることを決断したわけだが、投票当日の2日前、二つの理由から出馬を辞退した。第一の理由は、私が求める理念の実現や変化に対して幅広い支持が得られていないと感じたからであり、第二の理由は選挙の実施の仕方に抗議するためであった。
当時から今日に至るまで、私は人民主権、選挙、そして国政運営をより効率的なものにするために、体制の維持に大いなる関心を払ってきた人々や一般市民との話し合い・相談に力を入れてきた。私は、個人を中心とした政権ではなく、〔様々な人や勢力からなる〕連合政権を樹立することで、国政運営に変革を起こす必要があると確信している。別の言い方をすれば、「計画中心主義」が個人的な趣向や独善的・単独主義的な思考に取って代わられねばならないのである。
以上のような理念を実現するために、連合政府構想に賛同し、それに関わってきた友人のうちの誰かが選挙への出馬を決意し、私がその他の友人たちとともにその彼を応援する、そして人民の票によって選ばれた有能で責任ある政府が行政を担う、そういった図式に私は期待していた。〔‥‥〕
しかし、我慢や期待を伴った私の様々な努力は、結局実を結ばなかった。そして選挙への出馬を決めたその他の候補者たちが、しばらく前から活動を先行させている様子を見て、私は自ら選挙に出馬することを決意した。
( 翻訳者:斉藤正道 )
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