襲撃犯の家族、「村にはいられない・・・」
2009年05月06日付 Zaman 紙

マルディンのマズダー郡ビルゲ村で44人が死亡した襲撃の件で逮捕された8人の家族が村を出る意向であることが明らかになった。

マズダー郡軍警察本部からの派遣隊は、ビルゲ村で44人の死者、3人のけが人を出した襲撃の後、村に臨時警察所を設置した。犯行を行ったとして逮捕されたA.K.Ç、M.S.Ç、S.Ç、M.Ç、Ö.Ç、A.H.Ç、M.Ç、M.Ş.Çとその家族の住む合計12戸の家の周りでは、起こりうる襲撃に備え対策がとられ続けている。村の住民がこれらの家に近づくことは許されていない。

逮捕されたM.Çの妻であるS.ÇさんはAA通信に、事件当時、夫は家におり、礼拝を終えた後、結婚式に行くつもりであったと言い、以下のように話した。

「亡くなった人たち全員と親戚です。事件の間、夫は家にいました。私たちは事件と関係ありません。礼拝の後結婚式に参加するつもりでいました。突然銃声が聞こえました。私たちには何の罪もありません。

亡くなった人たちの家族は私たちを脅しています。軍警察が村を離れたら、私たちを殺すと言っています。村の合計12戸の家が脅されています。家畜は他の村に送りました。仕方ないので、村を出ます。その準備をしているのです。事件のためにひどい目にあっています。10人の子供たちをつれてどこへ行けというのですか。兄達はイスタンブルで私を呼んでいますが、10人の子供たちとどこへ行ったらいいのか・・。」

逮捕されたS.Çの妻である M.Çさんは、村では命の保障が無いと訴え、「夫は事件当時、義理の兄弟の家にいました。うちにお客が来たので私も彼を呼びに行っていました。そのとき銃声がしました。私たちは無罪です。叔父や叔母を殺すなんてことがあるでしょうか?5人の子供がいるのですよ。私たちは脅されています。命の保障がありません。村を出るつもりです」と言った。

■軍警察が、報復の襲撃を阻止

一方、襲撃で命を落とした村長ハジ・ハリムさんの家で、お悔やみの訪問を受けていた女性の一団が、逮捕された人々の家を攻撃するために突然、一斉に行動を起こした。事態を察知した軍警察が、適切にこの女性達に対応し、襲撃の企てを防いだ。

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( 翻訳者:下中菜都子 )
( 記事ID:16380 )