ムバーラク大統領がフィリピン、日本、フランスと相次ぎ会談
2009年05月04日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領がフィリピン大統領、日本の外務大臣、サルコジ大統領顧問と会談
■ 会談直後に大統領府報道官:「グロリア・アロヨ大統領は自国がイスラーム諸国会議機構でオブザーバーの地位を得るための支援をエジプトに求めた」

2009年05月04日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 昨日ホスニー・ムバーラク大統領は一連の重要な会談を行い、地域問題や国際問題のほか 、フィリピン、日本、フランスの各国とエジプトとの二国間関係について協議した。

ヘリオポリスの大統領官邸で行われた歓迎セレモニーの後、ムバーラク大統領はフィリピン大統領としてこの30年間で初めてエジプトを訪問したグロリア・アロヨ大統領との二者会談を開催した。その後エジプト・フィリピン首脳会談は、ムバーラク大統領がアロヨ大統領のために開催し、両国の公式使節団メンバーも参加した昼食会に場を移した 。

 一方、ムバーラク大統領は中東を歴訪中の日本の中曽根弘文外務大臣と会談し、続けて、「地中海のための連合」の担当者であるニコラ・サルコジ大統領顧問のアンリ・ゲノ氏と会談した。

 これらの会談の後、スライマーン・アウワード大統領府報道官はフィリピン大統領について、「グロリア・アロヨ大統領は、フィリピンがイスラーム諸国会議機構でのオブザーバーの地位を得るための支援をエジプトに求めた」と明らかにした。

 またアウワード報道官は「日本の外務大臣との会談でムバーラク大統領は、地域の現状 や中東の安定の実現に費やしている努力について、エジプトの考えを示した」と語り、さらに「大統領は中東地域でのいかなる核拡散にもエジプトは反対すると明言し、イランの核計画を明らかにするために向けられている努力と同等の努力が、イスラエルの核計画を明らかにするためにも向けられるべきだとの考えを示した 」と語った。サルコジ大統領顧問との会談については、「アンリ・ゲノ氏はサルコジ大統領からの評価を伝える書簡をムバーラク大統領に手渡した」と語った。

 また、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長が最近の演説で、エジプトで同組織の細胞が従事していた作戦へのヒズブッラーの関わりを否定したことについての質問には、「エジプトとレバノンの間には何の問題もなく、二国間の関係は同胞意識と友好を特徴とする」と答え、「国家の内部にもう一つの国家を形成しようとする輩をエジプトは意に介さない」との考えを示した。また報道官は、今回の問題はヒズブッラーがシーア派であるということとは無関係であり、エジプトがイランとヒズブッラーを非難するのは、両者が共にエジプトの国家安全保障を損ねようとしているためだ、と答えた。

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( 翻訳者:神田春奈 )
( 記事ID:16445 )