イスタンブルのアジア側海岸一帯の7つのモスクで起きた火災が、一連の被害の原因となった。
トゥズラ・アイドゥンル街区アタテュルク通りのユルドゥズ・モスクのイマームの部屋で、原因不明の火災が発生した。事件現場へ急行した消防隊によって火は消し止められたが、この火災でいくつかのガラスが割れているのが発見され、モスクにおける物的被害が明らかになった。
名前を明かさないことを望んだイマームは、火災が発生した時はモスクのすぐ隣の自宅におり、爆発音を一回聞いた後にモスク内に入ると、あちこちから煙が出ていたため消防署に通報したと話した。
この間、ペンディッキのクルトゥキョイ・ギュルバーラル街区のギュル・モスクとシュフル街区のファーティフ・モスクでも火災が発生し、消防隊によって短時間で消し止められた。火災のせいで、これらのモスクでも被害が出たと明らかにされた。
また同時に、消防関係者は、イスタンブルのアジア側海岸地域のさらに2つのモスクで火災が発生したが、消火活動の結果、消し止めたと発表した。
消防と警察は、朝から昼にかけて発生し、消し止められた7つの火災について捜査を続けている。一連のモスクでの火災は、油布を用いて放火されておきた可能性があるとされている。
イスタンブルのアジア側海岸沿いで2008年12月8日から17日のあいだに窃盗を行い、13のモスクで放火をした容疑者は、同年12月23日に捕まっている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:牧史織 )
( 記事ID:16490 )