一日に2000人の個人参詣者がイラクのシーア派聖地に:ホスラヴィー国境閉鎖にも拘らず
2009年05月19日付 Jam-e Jam 紙

【社会部】巡礼参詣庁アタバート〔※イラクにあるシーア派の聖地のこと〕問題担当副長官は、アタバートへの個人参詣者の訪問がやむ気配を見せていないことに触れ、「ホスラヴィー国境の閉鎖にも拘らず、依然として一日に2000人の個人参詣者が別の国境を通ってアタバートへの参詣を行っている」と述べた。

 ホセイン・アクバリー氏は、メフル通信とのインタビューで、「アタバートへの参詣者の訪問を〔ツアーに参加させるなどして〕集団化し、ホスラヴィー国境を閉鎖すべきだとする体制関係者の主張にも拘らず、依然として一日に多くの個人参詣者がマリーヴァーン、シャラムチェ、メフラーンの各国境からイラク国内に入っている」と付け加えた。

 以前は個人参詣者の往来に専用的に用いられていたホスラヴィー国境は、イラン人参詣者から多くの死傷者を出したイラク国内での事件をきっかけとして、約1ヶ月前から閉鎖されている。

 この措置は、個人参詣者の往来を抑制し、彼らの安全を確保する目的で、内務省の決定によって取られたものである。しかし国境の閉鎖も参詣者らのアタバート訪問を抑えることはできず、彼らは別の国境を通過して〔イラクに入国し、同地で様々な問題に直面して〕困り果て、立ち往生しているというのが現状だ。

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:16501 )