バクー・トビリシ・カルス間鉄道プロトコール、調印される
2009年05月25日付 Yeni Safak 紙

バクー(アゼルバイジャン)、トビリシ(グルジア)、カルス(トルコ)間鉄道・調査技術会議が、トルコのムーラ県ボドルムで行われた。トルコ、グルジア、アゼルバイジャンの各代表団の中には大臣級のメンバーも含まれており、会議の最後に、プロジェクトの枠組みで準備されたプロトコールのひとつが調印された。

ビナーリ・ユルドュルム交通大臣は、ボドルム・イスィスホテルでの会議の最後に行われた調印儀式において会見を行い、技術団が2日間の取り組みを終了し、そしてプロジェクトが計画通りに進められることについて合意に至ったと語った。大臣は、プロジェクトに関するいくつかの技術的な詳細について、変更や今後着手される取り組み、さらにはプロジェクトの管理運営に関して、このプロトコールが基本議定書の一部として定められたと述べた。そして調査委員会が今後数ヶ月のうちに改めて開かれ、プロジェクトの進行状況が把握されることになると話し、プロジェクトについて以下のように述べた。

「このプロジェクトは2つの部分から成り立っている。そのひとつは、カルス(トルコ)からグルジアの国境までの76キロメートルにわたるトルコ領内の部分である。この部分での工事はすでに着手され、掘削工事の30%、全体では12%が完成されている。線路は2011年の終わりに完成予定である。万事うまく進み、建設工事の遅れがなければ、(予定通り)開通する予定だ。当面は100万人の旅客と650万トンの貨物を輸送することを計画している。「絹の鉄道」と名づけられ、カザフスタンと中国も含まれるこのプロジェクトは、エネルギー資源を世界中に輸送するのを確かなものとする一方で、国際的なエネルギー輸送において、トルコ、グルジア、アゼルバイジャンが重要な役割を果たし始めるだろう」

ユルドュルム大臣は、「アゼルバイジャン、グルジア、トルコにとって、そしてこの地域にとって、さらにはアジアとヨーロッパにとって極めて重要な役割を担うこのプロジェクトが、うまく行くよう祈っている」と話し、プロジェクトを支えるすべての人に対し謝辞を述べた。

また、アゼルバイジャンのズィヤ・メメドフ交通大臣も、プロジェクトが経済だけでなく、政治的、戦略的にも重要な役割を果たすと述べた。

会見に続き、準備されたプロトコールが、ユルドュルム大臣、グルジアのラスハ・ズバニーア経済・開発大臣、アゼルバイジャンのズィヤ・メメドフ交通大臣の間で調印された。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:16529 )