公正発展党の市長、エイルディル湖畔ビーチでの酒・音楽を禁止
2009年05月25日付 Milliyet 紙


ウスパルタ県エイルディル市の、公正発展党オスマン・ヌリ・オズメラル市長は、審議会の決定により、同市内のアルトゥンクム・ビーチでの飲酒やバーベキューを禁止した。

 3月の地方選挙で公正発展党からエイルディル市長に当選したオスマン・ヌリ・オズメラル氏は、夏期に国内外からの観光客が大勢訪れるアルトゥンクム・ビーチでの飲酒やバーベキューを、周囲の迷惑になるという理由で禁止したことを話した。オズメラル氏は5月15日の審議会会議でこのような決定が下されたことを明らかにし、「横になったり泳いだりするための場所であるビーチで、飲酒ができると思いますか?」と述べた。

 オズメラル市長は、これを「禁止」と呼ぶのは適当ではないと述べ、「これまでの市長はなすべきことをしてこなかった。しかし今は違う。我々はあらゆる事柄を法の範疇で決定します。ビーチは人々に開かれた場所です。そういう場所で周囲の人々に不快な影響を与える要素があるなら、排除しなければなりません。人々の安心のために何が必要かをかんがえ、行動します。我々は、売店でのアルコール飲料の販売は禁止していません。そんなことは考えていません。」と話した。

 オズメラル市長は、審議会の決定でビーチへの入場を無料にしたことも明らかにし、「これで人々はアルトゥンクム・ビーチを無料で利用することができるようになります」。と述べた。

■音楽の禁止

アルトゥンクム・ビーチでの飲酒やバーベキューを禁止したエイルディル市の公正発展党オスマン・ヌリ・オズメラル市長が、さらに、市内の多くの業者に対し、深夜1時以降の音楽による騒音も禁止したことが明らかになった。

 オズメラル市長は、諸決定を「禁止」ではなく「周囲に迷惑をかける飲酒の制限」とみなす必要があると述べ、「レストランは特にイェシルアダ地区で、住宅地に隣接した状態にあります。そして、この問題で迷惑を被っているペンション経営者たちもいます。よって、深夜1時まで音楽の演奏を続け、かつほかの人がそのあと休息するための、ひとつの中立的な解決策を見出しました。この件もまた、人々を考慮して出した決定とみなしています」。と話した。

■おおっぴらに酒をのんではならない

 オズメラル氏は、毎年国内外から多くの観光客が訪れるアルトゥンクム・ビーチでの飲酒禁止のための、特別な決定をしたわけではないと述べ、以下のように語った。

 「同ビーチで酒類の販売をしている売店はあります。これらの売店は許可を得て販売しています。しかし、ここからアルコールを購入した人がビーチの中でおおっぴらに飲酒し、周囲に悪影響を与えています。地元住民やビーチに訪れた人々が、この問題で困っています。よって我々は、公共の場であるので、ビーチでの人々の平和と安全を守り、より快適に遊ぶことができるよう、ビールやアルコール類の摂取を制限します。つまり、あそこで大宴会をして欲しくないのです。市民は売店でアルコールを買えますが、公共の場で飲酒しないということが必要です」

 エイルディル市長により採決され、同市で大論争を巻き起こした審議会の決定は以下の通りである:

 「エイルディル市の2009年5月6日付、2009/84番づけ文書に従い、市内の店舗の開店・閉店時間が改められた。市内のクラブや酒類を提供する店、娯楽施設、酒類を販売する売店が夏期は深夜1時、冬季は24時に閉店することが、エイルディル市の文書から確認され、それらの店には必要な通知が行われた。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:16530 )