一番お金を使うのはアメリカ人、一番物見高いのは日本人―外国人旅行客比較
2009年05月28日付 Zaman 紙
トルコに来る観光客のうち、一番物見高いのは日本人で、一番お金を使うのはアメリカ人、値切ろうとするのはイスラエル人、ケチなのはイギリス人だということが分かった。
南部マルマラ・プロフェッショナル・ガイド連盟(GÜMRED)のウール・チェリッコル代表はAA通信に対して行った会見で、「煙突無し産業」とも呼ばれる観光部門が我が国に多くの外貨の流入をもたらし、経済に貢献していると話した。
彼は、トルコに毎年何百万人もの観光客が訪れ、とりわけツアー参加者は5千人以上の免許を持ったガイドによって案内され、様々な地域について説明を受けていると述べた。
チェリッコル代表はそれぞれの国からやってくる人々には特徴的な態度と習慣があると指摘し、次のように述べた。
「トルコに来る観光客のうち、一番物見高いのは日本人です。彼らは角砂糖の形からテーブル・セッティング、服装に至るまでこと細かく訊いてくる。せっかく来たのだからと、この国の全てを知ろうとします。我々もできる限り、歴史や文化の他にも生活習慣や慣習、風習について説明しています。」
「トルコを知りすぎているのがギリシャ人とイスラエル人です。ギリシャ人はとりわけ、イスタンブル好きです。ギリシャ人のうちのおそらく半分が、イスタンブルや、トルコへ来たことがあるでしょう。トルコを初めて訪れたイスラエル人観光客はもう一度来ようと必死になります。少なくとも、4・5回はやってきて観光します。そして、イスラエル人観光客は値切り上手です。1つの商品を25クルシュ(約15円)まで値切ります。その一方で、トルコに来る最も裕福な観光客もイスラエル人です。小額でも値切りますが、1万ドルで手織りの絨毯も買っていきます。」
■トルコ人はガイドブックを持ち歩かない
チェリッコル代表は、一番お金を使うのはアメリカ人だといい、アメリカ人観光客がトルコでかなりのお金を使い、商人たちは喜ばせることにかけては一番だと話した。
チェリッコル代表は最も財布の紐が堅いのは、イギリス人を始めとするヨーロッパ人であると話し、「そもそもユーロが流通する前はヨーロッパ人とアメリカ人観光客は競い合うようにお金を遣っていました。ユーロの出現と共にヨーロッパ人はケチになったようです。簡単にはお金を遣わない。これには、ヨーロッパ人観光客が、たちの悪いトルコの商人たちに対し用心深い、ということも影響しています。なぜなら一部の商人は、商品を実際よりもかなり高い値段で売ろうとしているからです」と述べた。
彼は更に、観光客は行く国と見て回る場所に関するガイドブックを必ず持っていると話し、「ポケットにガイドブックを入れていない唯一の観光客はトルコ人です。どういうわけか、持ち歩かない。行き先に関する情報を前もって調べておくだけで充分なのでしょう。思うに、細かいことはその場所で見て知りたいと思うようです。思っているよりも私たちはいろんなことを知っているということなんでしょう」と語った。
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( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:16553 )