死亡としてダンボール箱で引渡された新生児、生きていたが、助からず・・
2009年05月30日付 Hurriyet 紙
ビョルメ夫妻は長年望んだ双子の赤ん坊を授かった。赤ん坊のうち1人は出生20分後に死亡した。もう1人も死亡したと言われ、ジャムの空き箱に入れて家族に引き渡された。家でその赤ん坊は生きていることがわかったが、助からなかった。
9年前に結婚したハティジェさん(38)とヒュセイン・ビョルメさん(37)夫妻は子どもがなく、6か月前に体外受精治療を受けた。治療後ハティジェ・ビョルメさんは妊娠し、先週木曜日に産気づき、運び込まれたバルケスィル産科病院で、早産ではあったが双子の男の子を出産した。赤ん坊のうち1人は出生20分後に死亡した。550グラムのもう1人の赤ん坊は家族に「ハリル」と名付けられて保育器に入れられ、母親は退院した。翌日電話でビョルメ夫妻にもう一人の赤ん坊も死亡したことが知らされた。
ヒュセイン・ビョルメさんに「死亡した」と伝えられた赤ん坊は、段ボールのジャムの空き箱に入れて渡された。ビョルメさんは埋葬する前に息子を妻のところに連れて行き、母親のハティジェ・ビョルメさんは息子を抱き上げた。そのとき赤ん坊が息をしていることに気づき、赤ん坊はすぐにある民間病院へ、そこから救急車でブルサにある設備の整った病院に搬送された。しかし赤ん坊のハリルは助からなかった。
ヒュセイン・ビョルメさんは、赤ん坊たちの死についてバルケスィル産科病院の責任者たちの責任を問い、次のように述べた。「私たちの赤ん坊のうち1人は生きるチャンスがあったはずです。死んだといって、段ボールのジャムの空き箱に入れて引き渡された赤ん坊を、私は、埋葬の手続きのため、2時間も車のトランクに入れて暑い中運んだんです。」
この事件に関する調査が開始された。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:16569 )