2日連続、アンカラの繁華街で投石、殴り合い
2009年06月03日付 Radikal 紙

首都アンカラで最大の繁華街であるクズライのユクセル通りの広場でNGO団体が行った活動に不満をもつ商店主の挑発がきっかけで騒ぎが続き、警官一人を含む二人が怪我をした。

一昨日、クズライのコヌル通りでは3つの団体のスタンドが攻撃され、スタンドにいた活動家たちと喧嘩が起こった。事件に関係した18人が拘束された。この事件を受け、昨日昼、いろいろなNGO団体に属する人々がスタンドの前に集まり、事件に抗議するデモンストレーションを行った。

■やくざ男(カバダユ)が警察官を負傷させた

デモンストレーションのあとしばらくスローガンを叫んでいた活動家たちを、「振り子sallama」と呼ばれる刃物をもった男が攻撃した。そこにいた警官のメフメト・ウシュク氏は男のもっている刃物を取り上げようとし、活動家たちも、その男を叩きのめそうとした。ウシュク警官は男ともみ合いになり怪我をした。けが人はみな救急車で病院へ搬送された。

催涙ガスを使って鎮圧を試みる警察に対し、活動家たちは石を投げて対抗。騒動はコヌル通りやミトハトパシャ通り、さらにユクセル通りにつながる小道にまで波及し、警察と活動家たちのもみ合いになった。ミトハトパシャ通りへ向かう団体に対し、デモ対策車から高圧放水が行われた。警察と活動家たちの衝突が続く中、事件が起こった地区の商店は店を閉め、店を守ろうと努めた。

■3人が釈放

一方、前日の夜に起こった事件で拘束された18人のうち3人の少年が取り調べのあと釈放された。アフメト・カラブルト検事の尋問に答えた少年たちは家族に引き渡され釈放となった。

■自由の広場

ユクセル通りでは、最近、諸団体による記者発表やスタンドを使っての宣伝・広報活動が盛んで「自由な表現の場」として見られている。多くのNGO団体が広場の「人権の像」のそばで記者発表を行う一方、左派団体は通りで宣伝や展示などの活動を行っている。通りに店を構える商店主たちは自分たちの商売の邪魔になるとして、このような活動を妨害しようと、この付近のアルコール依存症やシンナー中毒の者たちを利用している。

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:16605 )