ギュル大統領、「オバマ大統領の演説は誠実で現実的」―カイロ演説を評価
2009年06月05日付 Zaman 紙
アブドゥッラー・ギュル大統領は、カイロ大学におけるアメリカ合衆国オバマ大統領の演説は「非常に、誠実で現実的」であったと語った。
ギュル大統領は、オバマ大統領の「今日(4日)の説明と約束は、イスラム諸国の観点からも、平和と安定のために協力を行いうるものであり、オバマ大統領が建設的な指導者であることを再び示した」と述べた。
ギュル大統領は、オバマ大統領の演説を関心を持って見たと述べ、「オバマ大統領が与えたメッセージはきわめて明確で明瞭であったと考えています。オバマ大統領がイスラム諸国の同胞の大部分の心に宿る感情と考えを誠意を持って分かち合い、それらを自ら表現したことは非常に希望を与えるものです。さらに本日のオバマ大統領のカイロにおける演説は、彼が大統領選挙以前に話していたことと整合性が取れており、これは彼が首尾一貫していることのしるしです」と語った。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相もオバマ大統領の演説に関して、「実は、都合で一部しか聞けませんでした。しかし、私が聞いた部分については私も全て賛成しています」という形で評価した。
アフメト・ダヴトオール外相は、オバマ大統領の演説は彼が以前トルコのトルコ大国民議会(TBMM)で行った演説の「ある意味で発展」したものであるとして評価した。演説でのメッセージには基本的に賛成するが、しかしこのメッセージの先にはアメリカ合衆国を始めとした国際社会が取り組まねばならない問題があり、特に中東における展開に関してより積極的に関わる必要であると述べた。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:16617 )