世界で最も危険な都市といわれるイラクのモースル市とイスタンブルの間に、一週間に一日(一便)の予定で航空便の運航が始められた。モースルイスタンブル間の航空便の開始によって、イラクは、トルコ上空からヨーロッパ、そして世界へ開かれた新しい窓となる。
運行の開始に伴って、モースル空港では、今日7日に記念式典が行われた。式典にはモースル知事アスィール・ノジャルフィ氏、在モースル・トルコ総領事ヒュセイン・アヴニ・ボトサル氏、モースル副知事ファイサル・アジル・エル・ヤヴェル氏、その他招待客が参加した。式典終了後に行われた在モースル・トルコ総領事ヒュセイン・アヴニ・ボトサル氏によるケーキカットの後、乗客を乗せたジュピター航空機は、ドバイ経由でイスタンブルへ出発した。
ドバイにあるジュピター航空は、モースルからサウジアラビアへの巡礼便と湾岸への便を運行しており、今日7日より一週間に一日(一便)で運航されるモースルイスタンブル間の便は、ドバイを経由して飛ぶ。モースル空港の安全対策と地上サービスの提供は限られているため、飛行機の運航はドバイ経由で行われる。
イラク民間航空関係者は、モースル空港はバース政権時代には国内便向けの空港であり、そもそも軍事飛行場であったと述べた。そして、同空港は300万の人口を持つイラクで三番目に大きな県であるニナワ県の需要を満たせず、近い将来モースルで国際空港の建設が予定されていると語った。
モースル空港の新しい管制塔、ターミナル棟、そしてILS自動着陸システムは、トルコの企業によってここ数年で設置されていた。
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( 翻訳者:西山愛実 )
( 記事ID:16625 )