オバマ大統領のカイロ演説に対するイスラエルの懸念
2009年06月04日付 al-Hayat 紙

■ カイロでのオバマの演説に対するイスラエルの懸念

2009年06月04日付アル=ハヤート紙HP1面

【ナザレ:アスアド・タルハミー】

 イスラエル各紙では昨日(6月3日)、カイロでオバマ大統領が今日(6月4日)行う演説に対するイスラエルの不安を反映する見出しが躍った。また、オバマ大統領が歴代の大統領と異なり、イスラエルに立ち寄ることなく中東を訪問する「勇気があった」という事実を指摘することを忘れなかった。また各紙は、イスラエルのエフード・バラク国防相が一昨日、ジェームズ・ジョーンズ国家安全保障問題担当補佐官との会合中にホワイトハウスでオバマ大統領と短い面会を行ったことを取り上げた。各紙は、オバマ大統領が率先してバラク国防相と面会したことには2つのメッセージが込められていたとの見方を示している。1つ目は、1967年に占領されたパレスチナの土地での入植活動停止要求をイスラエルが拒否していることが原因で高まっている緊張を鎮める必要を認識していると「安心させること」であり、アメリカはイスラエルを今なお強力な同盟国とみなしていると強調するものである。2つ目は、アメリカはあくまでイスラエルの入植活動停止が必要との立場を堅持するという「厳しい口調の」メッセージである。

 イスラエル有力紙の見出しには「イスラエルの懸念:オバマはイスラエルを犠牲にしてアラブとの新たな1頁を開く」と書かれ、太字で「イスラーム世界との和解キャンペーン」と記された。「マアリブ」紙の1面には、「オバマは語る:中東はきわめてネガティブな方向へと向かっている」との見出しが載り、「サウジアラビア訪問とカイロでの歴史的演説を前に、アメリカ大統領は譲歩の意向を見せず、『私のイスラエルに対する立場は明確だった』と発言」と付け加えられた。

 一方、右派系紙「イスラエル・トゥデイ」はワシントン出発に際してのオバマ大統領の発言を引用して「オバマ:アメリカは世界最大のイスラーム国家の一つである」「仏メディアのインタビューで:米大統領はアメリカのイスラーム教徒人口の多さを誇りにしている...バラクと会談し警告:私は入植地問題について妥協はしない」との見出しを掲げた。

(後略)

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:16652 )