クルド語・クルド文学学科(マルディン大)、2010年度から学生募集
2009年06月10日付 Zaman 紙
長年、議論され続けてきた「クルド語高等教育」問題が決着を迎えた。マルディン・アルトゥクル大学科学・文学部内で新設される予定の「クルド語・クルド文学」学科のための事前準備が完了した。
この大学は約2年前に設立され、マルディンに多くの歴史的遺産を残したアルトゥク侯国にちなんだ大学名をもつ。中東最大の社会系大学になることを目標としている。トルコで最初のクルド語とシリア語の言語・文学の教育を行う予定のこの学部では、2010年に20人の学生を受入れ、教育を開始する。
セルダル・ベディイ・オマイ学長によると、キャンパスはマルディン-ディヤルバクル幹線道路の12km地点にある4300dönüm(約40ヘクタール)の土地に建設され、あと5年での完成を目指すという。
オマイ学長は、アルトゥクル大学が、中東の諸言語で教育を行う国際的な大学に変わりうると述べ、この目的に沿って、クルド語、アラビア語、ペルシャ語、シリア語学科を新設する予定であることを述べた。オマイ学長は、上述した言語の中でも、世界的に十分に研究されていない「クルド語とシリア語」を優先する予定であると説明し、次のように語った。「事前準備は完了しました。高等教育委機構に承認申請を行います。承認を得た後、学科を新設する予定です。2010年度に学生20名を迎えて、教育を始める計画です。」
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( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:16658 )