「トルコは、いつでもシリア-イスラエル会談を仲介する」トルコ外相談
2009年06月19日付 Hurriyet 紙
ダヴトオール外相は、イスラエル―シリア会談において、双方の準備が整いしだい仲介を始められるだろうと述べた。また、アフメト・ダヴトオール外務大臣は、国際社会とトルコが、イラクへ強力な援助を続けるだろうと述べた。
アフメト・ダヴトオール外相は、国連安保理(BMGK)のイラクに関する会議の後に、国連内で外国人記者陣に対して説明を行い、質問に答えた。ダヴトオール氏は、国連安保理で、イラクの国土の一体性の保持と、政治的統合、将来に対し、強力な援助が与えられることに大きな喜びを感じていると述べた。
ダヴトオール外相は、また、国際社会とトルコが、イラクのこの重要な時期に強力な援助を与えるだろうと述べ、トルコが、イラクとイラク会議を非常に重要だとみなしたために、国連安保理のこの会議に自ら出席し、議長を務めることを望み、2週間で2回ニューヨークにやってきたと述べた。
「イラクに全ての角度から強力な援助を与え続けるつもりだ」と話すダヴトオール外相は、この援助がイラクの国民の和解、経済回復、そして政治的安定のために行われること、イラクの政治的安定が、地域の政治的安定を意味することを強調した。ダヴトオール外相は、トルコが、イラク、イラク国民、イラク政府に対し、全面的に支援していることを強調したいとのべた。ダヴトオール外相は、近く任務から離れるパン・ギムン国連事務総長のイラク特別代表、スタファン・デ・ミルトゥルア氏に再度感謝した。
ダヴトオール外相は、質問に応え、イラクが隣国の全てと良好な関係を築くことを望み、トルコとして、イラクの状況が全面的に正常化することを望むと述べた。また別の質問に応え、経済関係が平和の保障において非常に重要であるとし、トルコとイラクの間で、経済統一を目的とした条約が署名されたことを強調した。さらにダヴトオール外相は、その他の問題では、国連イラク支援ミッション(UNAMI)の役割がイラクで極めて重要であること、そしてそれは今後も続くであろうと述べた。
■イスラエル-シリア会談
ダヴトオール外相は、イスラエル-シリア間の会談に関する質問に対し、昨年(2008年)トルコの仲介のもと5回の間接的な会談が行われたこと、そしてその後、イスラエルで新しい政府が樹立されたことを述べた。そして、「双方の準備が整えば、我々は始めることができる。トルコは、地域の安定のために非常に重要なこの過程に協力する準備がある」と述べた。ダヴトオール外相は、ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相のスピーチに関する質問にも応じ、トルコと国際社会のポジションは明確であること、そして新しいユダヤ人入植が続かないことが必要であること、(イスラエルとパレスチナという)2国家並存が唯一の選択であること、あらゆる立場の人々がその実現に貢献することを望む、と付け加えた。
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( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:16739 )