ラファハ通行所開通を求めて国際連帯グループが座り込み
2009年06月18日付 al-Hayat 紙

■ エジプト:国際連帯グループが座り込み、オーストラリア人グループがラファハ到着を阻止される

2009年06月18日付アル=ハヤート紙(イギリス)アラブ世界面

【ラファハ:本紙】

 フランス人4人、アメリカ人3人、イタリア人1人からなる米欧の活動家計8人が昨日、エジプト人やパレスチナ人の活動家らとともにラファハ通行所付近で座り込みをつづけて4日目に入り、ラファハ通行所を常時開通し、ガザ地区との人やモノの往来を可能にするよう要求した。

 この活動家グループのメンバーによると、この座り込みは6月13日から始まり、後にエジプト人女性2人、パレスチナ人と結婚したドイツ人女性1人とその子供6人が参加した。子供たちは父親と一緒に滞在するためにガザ地区に入ることを望んでいる。エジプト治安当局が座り込みを解散させようとしたにも拘らず、座り込みは継続している。また一部の参加者はハンストを始めた。

 エジプト治安機関は、オーストラリア国内のイスラーム組織に所属するオーストラリア人7人をアリーシュとラファハの間に設置された検問所から引き返させ、ラファハ通行所到着を阻止した。彼らはガザ地区に入るための調整が済むまで滞在するべく、アリーシュへ戻った。また、イスラム諸国会議機構(OIC)のフアード・アル=マズマアジー人道問題局長(イエメン)を団長とし、その他のメンバー4人からなる同機構の代表団が、OICが建設を支援した眼科専門病院の開院式典に参加するためラファハ通行所を通ってガザ地区へ向かう途中、アリーシュへ到着した。さらに同代表団は、人道支援分野の明確なプラン策定を進めるOICの努力の一環として、ガザ地区の人道状況の調査を行う予定である。

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:16757 )