イスタンブル・カラキョイの公娼施設(genelev)、閉鎖へ
2009年06月24日付 Radikal 紙
イスタンブルのカラキョイにおける2つの公娼施設が閉鎖される…。カラキョイのズラファ通りの公娼施設使用区域は「公園と休憩施設」、カラキョイのスルプ・プルグチ・アルメニア教会すぐ横にある公娼施設使用区域は「市営サービス広場」として整備されることになった。
法律2863号により作成された、ベイオール・縮尺5000分の1保護整備開発計画は、2009年1月7日、歴史遺産保護委員会により第2302号の決定により承認された。計画は、2009年5月15日にイスタンブル広域市議会にて認可された。歴史遺産保護委員会が承認し、イスタンブル広域市議会にて認可された開発計画によりカラキョイにおける公娼施設が閉鎖されることとなる。
■公娼施設は閉鎖され、市営サービス広場となる
カラキョイでは、レブレビジ・シャバン通り、アルシュン通り、そしてケメルアルトゥ大通りにより区切られた区域に公娼施設が立ち並んでいる。公娼施設は、スルプ・プルギチ・アルメニア教会のすぐ横にある。教会横の複数の建物は公娼施設として使用されている。教会横の公娼施設のうち10から11番、そして12番はヤシャル・ジェイフン・ムルズとスンビュル・ヤシャルが所有し、その他の施設はマトリド・マヌクヤーンが所有していることが明らかとなっている。公娼施設のすぐ横にはサン・ブノアSaint-Benoit高校やシナゴーグもある。ベイオール・縮尺5000分の1保護整備開発計画により、レブレビジ・シャバン通り、アルシュン通り、そしてケメルアルトゥ大通りにより区切られた区域の公娼施設使用区域は「市営サービス広場」として整備されている。この件は、開発法3194号に基づき行われると発表された。法律では、「この法律は、住宅地と当該地区の開発が、計画、科学、健康、そして周辺の条件に適した形でおこなわれることを保証する目的で整備された。自治体と隣接する境界の内外で行われる計画と建設されるあらゆる公的、私的建造物は、この法律による統制の対象である」と述べられている。
■公園と休憩所になる
カラキョイのズラファ通りの公娼施設も閉鎖される。アルメニア系のマトリド・マヌクヤーンとスンビュル・ヤシャル・カラスが所有している公娼施設の使用区域は「公園と休憩施設」として整備された。カラキョイで公娼施設のあるズラファ通り(行き止まり)には42軒の施設があり、そのうち37軒をマトリド・マヌクヤーンが、5施設をスンビュル・ヤシャル・カラスという名の女性が所有していることが明らかになっている。
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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:16787 )