ギュナイ文化観光相、ギリシャ正教聖職者学校開設OK
2009年06月28日付 Radikal 紙

エルトゥール・ギュナイ文化観光相は、ギリシャ正教の聖職者学校が開かれるだろうと述べた。

ポスタ紙のハカン・チェリキ・アンカラ支局長が司会をつとめ、24チャンネル(Kanal 24)で放送されている「週末の司会」という番組に参加したギュナイ文化観光相は、ギリシャ正教聖職者学校に関する議論に関し、次のように話した。「個人的な意見でも、一般的な情勢からも、学校は開設されるという方向である。現在の大学の制度には合わないが、他のやり方が見つかるだろう。政治的な問題は無く、作業は技術的なレベルで進んでいる。トルコにおいて、ギリシャ正教会の組織の指導者に、他の国で教育を受けた人が任命された方がいいのか、それともトルコで教育を受けた人が任命された方がいいのか。私としては、トルコで教育を受けた人のほうが適当のように思う。だいたいこの学校はもともとあったものだ。キプロス問題のため閉鎖された。しかし、昔のことはもう過ぎたことだ。今は新しいことを言わなくていけない。

■私たちは、文化遺産を大切にする。

7月に新しく選ばれるモスクワ大司教がトルコを訪問する予定であり、彼と会談をすると述べたギュナイ文化観光相は、この会談にイスタンブルのギリシャ正教総司教バルトロメオスも同席する予定であると述べた。アナトリアが、「宗教と信仰の旅」という観点から大きな潜在力をもっているというギュナイ大臣は、この潜在的な力を利用したと述べた。トルコが自分たちの文化に自信をもった国であるとも付け加えたギュナイ大臣は、アナトリアに私たちより前からあった文明が残した文化遺産も大切にすると述べた。

■「共和人民党は誠実でない。」

(最近、CHPとの間で議論されている1980年クーデターの責任追及問題にふれ、)ギュナイ大臣は、トルコに1980年体制をもたらした人々の責任を明らかにすることが必要だと述べた。しかし、共和人民党による、これらの人々を裁く方向での憲法修正案は、「不誠実な、遅きに失した提案である。」と評価した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:16824 )