ヴァンの工事現場の残土から人骨が見つかる―かつてのアルメニア人貴金属市場?
2009年07月02日付 Zaman 紙
ヴァン市の、建設現場からでたゴミや埋蔵物を捨てる場所で鉄くずを探していた地元の子供たちが、大量の人骨や頭蓋骨を発見した。警察はその現場で6つの頭蓋骨と大量の人骨を見つけた。明日、詳細な検証をおこなうと発表された。
情報によると、ジェヴデト・パシャ地区のエムニエト第4通りで地主らから買い取った古民家の土地に新しい住宅の建設を考える工事会社が、古民家を壊し、2日前に工事を開始した。同社の責任者は、土地からでた発掘物と土を運搬用トラックに積んでシャバニエ地区の墓地裏の空き地に捨て始めた。
地元の子供たちは発掘物が捨てられた場所で鉄くずを探している際に、人骨や頭蓋骨を発掘した。子供たちは人骨を集め、地区長に知らせた。地区長が警察へ知らせると、夕刻に現場へ駆けつけた捜査陣が現場一帯にロープを張った。
捜査陣は夕刻の薄暗闇の中、持参した持ち運び用の発電機で人骨調査を行った。捜査で人間のものと思われる頭蓋骨が6つと大量の人骨が発見された。検察官の判断で、ヴァン博物館のフトゥハト・バシャル館長が警察と一緒に人骨の調査現場で調査を行った。警察は一連の作業の後に人骨と頭蓋骨の検査のために袋に入れて県警へ届けた。
警察は発見現場での調査を続行する一方で、工事現場へ向かった。警察はそこにロープを張った。明日、両方の場所で専門家チームと共に詳しい調査が行われるという。
工事が行われた通りに住む人々は、工事会社が地主から古民家を購入し、それを壊して、高層マンションの建設を開始したと話す。人骨が発掘された2日前に工事が開始されたと話す住民は、このエリアに昔、アルメニア人の貴金属街であったとの情報があることを付け加えた。住民らは過去にこの地区で金を探す人がいたことも述べ、工事現場の近隣エリアで建設された建物の下からも人骨や頭蓋骨が発掘されたと明かした。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:16855 )