イスタンブルで歴史的な正教会サミット―フェネルのギリシャ正教会とロシア正教会
2009年07月03日付 Hurriyet 紙
正教会世界で最も有力な2人の宗教指導者、フェネルのギリシャ正教総主教座のバルトロメオス総主教とモスクワ総主教座のキリル総主教は本日(3日)イスタンブルで一同に会する。この「歴史的」会見によって数百万人の正教徒が属する2つの総主教座の将来が決定されることになる。
新しいモスクワ総主教座のキリル総主教は本日イスタンブルで、フェネルのギリシャ正教総主教座のバルトロメオス総主教と初の会見が予定されている。
午後1時半に開始予定のイスタンブルでの会見は、正教会世界で最も有力な宗教指導者である2人が一堂に会する予定で、正教会世界では「歴史的」なものとしてとらえている。長い間衝突しあい、その上「明らかに戦争」状態であったフェネルーロシア関係の将来が今日の会見で決定されることになる。
ロシア正教会のアレクシイ2世総主教はバルトロメオス総主教と一度も折り合うことがなかったが、そのアレクシイ2世総主教の死去に伴って約6ヶ月前にキリル総主教が選出された。彼の初の海外訪問がイスタンブルから開始されることに関し、何人かの宗教指導者は、「フェネルのギリシャ正教会の優位性や歴史、そして伝統をキリル総主教が認めた」という意味をもつと説明した。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:16862 )