宗務庁、ヨーロッパに一万のモスクを建設中
2009年07月04日付 Yeni Safak 紙

宗務庁副長官メフメト・ギョルメズ教授は、モスクがトルコ社会の一体性と結束のシンボルであると述べ、今日ヨーロッパ各地で1万のモスクを建設中であると述べた。

メルスィン・アナムル郡のエミルシャン村のモスクが式典とともに礼拝のために開かれた。モスクの開堂式にはメフメト・ギョルメズ教授のほかハルク・シムシェキ・アナムル郡長官、メルスィンのムフティーであるニヤズィ・エルソイ氏、アナムル郡ムフティーのムハッメト・コチャク氏と多数の市民が参加した。

開設式典でスピーチを行ったギョルメズ長官は、モスクの開堂式は、通常の建物の開設式とは違うと強調し、モスクの開堂が本当に重要な意味をもっていると述べた。ギョルメズ氏は、1960年代にヨーロッパに移住したトルコ人がその当時から現在までに建設した約3000のモスクを礼拝のために開いたと述べ、今日でも宗務庁としてヨーロッパ各地で1万のモスクの建設を進めていることを明らかにした。

ギョルメズ長官は、「これらすべてのモスクはみなさんの努力と助力によって作られています。これは私たちの民族の慈善の心を明らかにする、とてもすばらしいものです。モスクとは、(アラビア語で)信者たちの分散した心をひとつにするものという意味です。私たちの心を神の前でひとつにする必要があるため、礼拝所が建設されたのです。モスクは私たちの一体性、平穏、結束の象徴です。」と述べた。

ハルク・シャーヒン郡知事はエミルシャフ・モスクの建設に尽力した人々に感謝し、メルスィンのムフティーであるニヤズィ・エルソイ氏もモスクが社会において宗教的、歴史的、文化的観点から重要な位置を占めていると強調した。エルソイ氏は、モスクが同時に宗教的一体性の象徴でもあることを強調し、新たに開設されたモスクが地域の人々にとって有益なものとなるよう祈った。郡のムフティー、ムハッメト・コチャクはエミルシャフ・モスクが村の人々の努力と献身によって建設されたと述べ、モスクがこの人々の協力のおかげで非常に短期間で完成され、礼拝に開かれたとし、この点においても物質的・精神的助力を行った人々に感謝を示した。

スピーチののち、メフメト・ギョルメズ教授がモスクの中で説教を行った。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:16868 )