ヤズディー「私が護憲評議会にいる限り、ムーサヴィーに立候補資格が認められることはない」
2009年07月01日付 E'temad-e Melli 紙

ゴム神学校講師協会のアーヤトッラー・モハンマド・ヤズディー会長は、第10期大統領選挙はイスラーム革命後に行われた選挙の中で最も公正なものだったと証言した。

 ファールス通信の報道によると、同師は記者団との会見の中で、第10期大統領選挙に不正はなかったことをこのように強調し、「私たちは自分たちの宗教を他者の世界に売り渡したりはしない〔=欧米の主張には屈しない〕。同時に、この選挙は今まで行われた選挙の中でもっとも清く正しい選挙だったことを証言する。もちろん些細な事件や誤りもあったが、選挙全体に影響を与えるものでは決してない」と述べた。

 アーヤトッラー・ヤズディーは公表された選挙結果と票の再集計結果との間には全く違いは見られなかったと強調する一方、選挙において票が売買されたなどという主張は幻想にすぎないとした。

 同師は、アーヤトッラー・ハーシェミー=シャーフルーディー〔司法権長〕、ホッジャトルエスラーム・エジェイー〔情報相〕、ホッジャトルエスラーム・プールモハンマディー〔全国査察庁長官・元内相〕ら有力者が、ムーサヴィーに対して一連の事件を収束させるよう忠告したことに触れ、にもかかわらず彼らの忠告にムーサヴィーが注意を向けなかったことに対して遺憾の意を表明した。

 このことに関し、アーヤトッラー・ヤズディーはムーサヴィーのこれまでの行動や振る舞いを挙げて、次回の選挙では彼に立候補資格が認められることはないだろうとし、「私や私と同様の考えをもつ人々が護憲評議会にいる限り、彼の立候補資格が認められるようなことはないだろう。おそらく他の人々もまた、彼の立候補資格を認めるようなことはないだろう」と語った。

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( 翻訳者:阿部初音 )
( 記事ID:16900 )