ウイグル人指導者にヴィザ発給する―エルドアン首相、発言
2009年07月09日付 Zaman 紙
エルドアン首相は、イタリアに出発する前に記者会見を行なった。エルドアン首相は世界ウイグル会議の代表であるラビア・カーディル氏が、もし申請したなら、ヴィザを発給することを明らかにした。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、新疆ウイグル自治区における事件に関する対応を始めたことを明らかにし、「わが外務省は、この問題に関して中国のアンカラ大使を外務省によび、必要な面会を行なった。今回の事件が暴挙であり、一刻も早く終止させなくてはならないと話した」と述べた。
■決定は喜ばれた
エルドアン首相の言葉を受け、ラビア・カーディル氏はトルコに来るためにビザの申請をすることを明らかにした。
この朗報はウイグル・トルコ人にとって大きな喜びとなった。世界ウイグル会議副議長であり、東トルキスタン協会会長であるセイト・トゥムチュルク氏は「首相と面会しました。ラビア氏がトルコへ来ることはとても重要です。首相が両者(中国政府とウイグル人)の妥協を促すでしょう。この事件についてイニシアチブをとることになるでしょう。このようなことができるリーダーは世界になかなかいませんが、首相はその一人です。私たちは彼の言葉を待っています。3500万人のイスラム教徒トルコ人が彼の言葉を待っています。私たちの首相にとても感謝しています」と話した。
トゥムチュルク氏は、以下のように言葉を続けている。「私たちが、祖国以外で、快適に住むことができる国はトルコしかありません。2億5千万人のトルコ人世界と、15億人のイスラム世界のリーダーはトルコです。正直に言いますが、ラビア氏がトルコに来ることについて、当時、まったく問題はありませんでした。なのにメスト・ユルマズが首相をつとめていた時代に、トルコ政府の手でトルキスタン出身者の声はかき消されました。ラビア氏がトルコに来ることにはまったく問題はなかったのです。」
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:16913 )