国境を越えた牛、大問題!?
2009年07月15日付 Radikal 紙


ギリシャから国境を越えて入って来た牛が2国間で問題となった。トルコ当局が牛をギリシャに戻すために送った文書に、ギリシャ側は返答していない。

トルコとの国境まで3㎞の距離にあるカスターネス村で農場を営んでいるバシリス・メタキディスさんは、草を食べさせるために牛をアルダ川の岸に残したが、川に水がなかったため牛はトルコ側に侵入してしまった。これを見たギリシャ人農民のメタキディスさんは、パザルクレ国境税関を通って入国し、関係者に自分の牛がトルコ側に入ってしまったことを知らせた。税関の担当者が軍警察に知らせると、兵士が立ち入り禁止区内にいる牛を見つけ、県農業局に引き渡した。

法律では、牛に検疫を行うように定められている。エディルネ県のムスタファ・ビュユク知事は、国境を越えて入って来た牛に21日間の検疫を行い、その後で送り返すと述べ、「牛を外交的手続きにより引き渡すためにギリシャ側の役人に公式文書を送りました。しかし、今日までに返事は届いていません。」と語った。ビュユク知事は、引き渡しが行われない場合、牛は国のものとなり、競売で売られ、得たお金は国庫に入ると述べた。

ギリシャ人の農民バシリス・メタキディスさんは、毎日エディルネへ来て、税関検疫局で検疫処置が行われている自分の牛の世話をしている。

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( 翻訳者:丸山礼 )
( 記事ID:16960 )