トルコの禁煙法、世界のメディアの話題に
2009年07月20日付 Milliyet 紙

トルコで昨日(19日)施行された、公共の室内空間での喫煙の禁止が、世界の関心を集めている。

フランスのルモンド紙は、「トルコで禁煙法-ムラト4世、死後の勝利。大変恐れられたオスマン朝スルタンのムラト4世はおそらく墓の中で勝利を味わっていることだろう」と報じた。スペインの高級紙のひとつエルパリス紙は、同じニュースを、「”トルコ人のようにタバコを吸う”という表現はもう使えない」と伝えた。

イギリスの放送会社BBCは、トルコ国民が禁煙法を支持したことを強調する一方で、「しかしイスタンブルのBBC特派員は、かなりのトルコ人が、禁煙法を民主的権利の侵害と見ていることを伝えている」と報道した。

アメリカの雑誌タイムは、その記事で、トルコが禁煙法を認めた理由を、「参加を目指しているEUの諸規則の実現のため」だとした。さらに、この法律が「イスラム教を拠り所とする現政権の、喫煙と飲酒に対する根本的なところでの不寛容とも合致する」と述べた。

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( 翻訳者:下中菜都子 )
( 記事ID:16990 )